amante della radio 02 (ページ4)

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鍵屋。ページ4

野崎「誰か来たぞ。
ん?宅配便か?」

映像ではつなぎを着た男性がマミ様と話している。

「宅配便じゃないね。
何か手に持ってる…
これは工具箱?」

野崎「鍵屋じゃないか?」

「どう言うこと?！」

野崎「鍵屋を呼んだのならAの家の鍵を
開ける依頼をしたって事だろ！
今から部屋に戻って何か変化がないか確認しよう。
それと警察！」

「待って、これ様子が変だよ」
動画を見ていると鍵屋さんらしき人は
マミ様と十数分話して帰って行った。

野崎「鍵屋が断ったっぽいな」

「あ、マミ様も諦めて帰っていくよ」

野崎「次に来た通知の時間も見よう」

「あっ、さっきの鍵屋さんだ。
何かポストに入れて行ったね」

野崎「ポストを見てみよう」

２人で各自のポストを見ると
鍵屋さんの名前の入った封筒が両方に入っていて
中身を見るとチラシとノートを切り取った様な紙に
マミ様の特徴とその人に
"ここは自宅で鍵を失くしたから
上下の家の玄関を開けて欲しい"と言われたけど
住所を確認出来るものを持っていなく
両方の玄関と言うのが怪しいのでお断りして
気になったので通り掛かりに寄ったら
家のチャイムを鳴らしても両家とも不在だったので
ストーカーや何かある人物なのでは?と思います。
気になるならチラシの番号に連絡をしてくださいと
書いてあった。

野崎「鍵屋さんイイ人だな。
さっそく電話をしてみよう」

鍵屋「お待たせしました、キーレスキューです」

野崎「浦芝３丁目の野崎と言いますが、
今日そちらの社員さんが
ポストにお手紙を入れて下さった様なのですが
その事を詳しく伺いたくてですね…」

鍵屋「あ～！！
二世帯住宅のお家ですね！
ポストに入れたのは私です。
お電話を頂いたと言うことは…」

野崎「他人のなりすましです。
それで詳しいお話をお聞きしたいんですが…」

鍵屋「それでしたら仕事が終わって
そちらを通るので寄りますね。
申し訳ありませんが内容をお話しするには
お会いして住民の方か確認してからで良いですか?」

野崎「こちらこそ良ければお店にお伺いします
住所と身元が分かれば良いですよね?」

鍵屋「気にしないで下さい。
それにお家を見ながらお話したいこともあるので」

野崎「そうですか、ではお待ちしています」

こうして鍵屋さんが来てくれる事になった。