amante della radio 02 (ページ11)

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好きか嫌いか。(CM ページ11

Aを好きか。

好きか嫌いかの二択であれば
迷わず好きと答えるだろう。

次に俺のタイプかどうか。

見た目の理想で言えばそれはNO。
でもあくまでも理想であって
現実的な事を考えれば
俺は別に容姿は余程の事がなければ気にしない。

次は性格。
ちょっと世間知らずくらいが可愛いと思ってたけど
Aと仲良くなってそれは撤回。
やっぱり対等に会話が出来て
周囲にも気を配れるAの様な性格が
一緒に居ても疲れないと気が付いた。

他には…

「好きってどうやって気が付くんですかね?」

YN「そうだなぁ～
俺も分からないけど良く聞くのは
気が付くとその人の事を考えてたり
一緒に居たいなって思ったりとか?」

「その基準で行けば
Aの事を四六時中考えてたりしませんし、
一緒に居たいと言うのも出掛けたりしたら
楽しいかも?って程度ですから異性としてではなく
友人として好きって感じですかね」

YN「そうかな?
俺にはそう見えないけどなぁ」

「そう見えないとは?」

YN「気が付いてないみたいだけど
チャンミンはAが好きそうだったり
興味がありそうだって言いながら
良く写真撮って送ってるし
やり取りでAが興味を示すと
何かの時のプレゼント候補としてメモってる。
今日だってファンに追いかけられたから
家にお邪魔してゆっくりしたら良いと
言って貰ったとは言え、
いつものチャンミンならすぐにタクシーでも呼んで
帰ってきてたと思う
シゲが様子を見に来るまで二人で居たって言うのも
時間を忘れるほど居心地が良かったんんじゃない?
それって好きだからだと俺は思うけど。」

確かに。

俺のスマホにはAにプレゼントをする機会があったらと
候補をまとめたホルダーがある。
それに今日だってシゲが来なかったら
もっとあの家に居たかもしれない。

「俺はAを好きなんですかね?」

YN「俺はそう思うけどね。
まぁ、その可能性に気が付いたんだし
これからゆっくり自分の気持ちを考えてみたら?」

「友人から恋人になったことがないので
良く分からないです…」

YN「別に急いで結論を出す事でもないんだから
難しく考える事はないよ」

「そうですね」

こうしてAの事は好きかどうかは
はっきりしないで話が終わりかけた時、
Aから電話が掛かってきた。