待ち伏せ。 ページ1
「スーパーまた行きたいな」
CM「沢山買いましたね」
「輸入のお菓子とか珍しいのがいっぱいあって
これでも厳選したんだけど…」
YN「また行こうね♪」
====
宿舎で夕食をご馳走になり帰宅すると
何故か家の前に見知らぬ女性が数人立っている。
我が家は旗竿地
(道路に面している間口が狭くその奥に敷地がある)で
駐車場の奥に家があるので
野崎君がクラクションを鳴らすと
女性達は移動しないでこちらの車内を覗いてきた。
「あの人達なんなの?」
野崎君「ちょっと行ってくる」
道路に車を停めて野崎君は彼女達の元へ。
車内で様子を見ていると
野崎君にスマホを見せる女性達。
それから数分話し込んで居たかと思うと
野崎君は何処かへ電話を掛けた。
すると女性達は焦った様子でその場を立ち去った。
電話を終えて戻ってきた野崎君が
「とりあえずうちに来て」と言うのでそれに従う。
野崎「散らかってるけど適当に座って」
「さっきの人達は何だったの?」
野崎「東方神起のファン。
今日チャンミンを追いかけてた人達だと思う」
「その人達が何で家の前に?
もしかしてチャンミンが見られてた?！」
野崎「いいや、どうもチャンミンを見掛けたから
ネットで調べたらここが宿舎だって画像があって
それを元に探して来たらしい。
で、待ち伏せしてたら数ヵ月前に
ユノのインスタに載ってた俺達が現れた。」
それでユノの投稿を俺に見せて
"東方神起のお知り合いですよね?
ここに彼等は居ますか?"って聞いてきたから
"ここは宿舎じゃなくて俺の家です"って答えたのに
"彼等は来ますか?車に居る人もインスタの人ですよね?
彼等との関係は?"ってしつこいから
"移動しないなら警察を呼ぶ"って言って
電話を掛けるふりをしたら逃げってた」
「えぇ〜」
野崎「それにマミ様が曲がり角で見てた」
「えぇっ！?
マミ様に家がバレたって事?」
野崎「そうなるな。
一応さっきの人達にはAは俺の彼女って事にした。
だから家に誘った訳」
「なんか申し訳ない…
でも、そう言ってくれたなら
２人と親しくても変な疑いは掛からないから助かるよ」
野崎「でも困ったな…
彼等と知り合いで元宿舎に住んでるってなると
なんだっけ?サセン?が探りを入れて来そうだよな」
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作者名：kawaets
| 作成日時：2022年1月1日 22時
