ゴロゴロ。 ページ50
とりあえず着替えるか・・・
クローゼットを開けると
綺麗に畳まれた布団が入っていた。
(几帳面だなぁ)
とりあえず部屋着に着替えてリビングへ。
１時間後、
両手に大きな袋を提げてチャンミンが帰って来た。
「遅かったね、
どこまで買い物に行って来たの？」
「土地勘がないですからね。
スマホで開いてるスーパー検索して買ってきました」
「コンビニじゃなくて？」
「夕飯は俺が特別に作ってあげますから
期待してて下さいね」
そう言いながら冷蔵庫を開けて
買って来た物をしまうチャンミン。
(夕飯まで居座る気か・・・)
そう喉元まで出かかった言葉を私は呑みこんだ。
「サンドイッチ買ってきましたよ」と
野菜ジュースと一緒にテーブルに並べるチャンミン。
２人で向かい合って黙々と食べる。
「本当に何処にも行かなくていいの？」
「それより熱はどうですか？」
「うん、薬を飲んだから下がったかな」
「どれどれ」と
テーブルの向かいから身を乗り出して
自分の額と私の額をくっつける。
「ちょっと、チャンミンっ！」
突然の行動に私はのけ反る。
そんな事はお構いなしに
「熱は下がったみたいですね。
でも、大事をとって
今日はのんびりしましょう」とチャンミン。
食事を済ませ暇になったチャンミンは
床に寝ころんでゲームを始めた。
(ホテルに帰ってゲームすればいいのに)
「今、ホテルでゲームすればいいのにって
思いましたね？」
(顔に出てた？)
「そんな事はないけど、
うちには何もないから暇かなって」
「そう思ったら何か提案してみたらどうですか？」
「そう、言われましても・・・」
「まぁ、たまの休日をゴロゴロして
過ごすのも悪くないですよ。
ほら、Aもゴロゴロしたらどうですか？」
そう言いながらまるで自分の家の様に
寛ぐチャンミン。
クッションを枕代わりに
私も寝転んでみたものの、
やることもないのでベッドルームから
ノートパソコンを持って来て
急ぎではない仕事を始めた。
暫くするとゲームに飽きたのか
チャンミンが「何をしてるんですか？」と
パソコンを覗き込んできた。
「従業員の仕事での得意不得意とか
そういうのを自分なりにまとめてるんだ」
「そんな事までするの？」
「普通はしないけどこうやって書きだすと
相手の事が理解できるような気がしてね」と
説明をした。
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kawaetsu(プロフ) - 瓶てまりさん» コメントありがとうございます！不定期な更新になってしまっていますが、なるべく更新していきたいと思います♪これからもよろしくお願いします！ (2016年10月6日 7時) (
レス) id: 4de8d8cd04 (このIDを非表示/違反報告)
瓶てまり(プロフ) - 素敵なお話でした。最初から一気に読みました。更新楽しみに待ってます♪ (2016年10月5日 22時) (レス) id: f70a36db87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2016年9月25日 12時
