最強様じゃない・・・。 ページ48
私の言葉に
目を丸くして固まるチャンミン。
ちょっときつい言い方だったかな・・・
でもいいや。
「もう遅いから寝るよ。
チャンミンは来客用の布団でいいよね。
それとも帰る？」
すると眉を八の字に下げ
「A怒ってる？」と
不安そうな表情で私の顔を見るチャンミン。
「怒ってないよ。
でも今日みたいに突然泊りに来たり
勝手に人の電話に出るのは困る。」と
彼と目を合せない様にテーブルの上を
片づけながら話す。
「ごめん・・・」とチャンミン。
そんなに落ち込まれると私が悪いみたいじゃない。
「さぁ、泊って行くなら布団敷いて？」
ベッドルームのクローゼットへ布団を取りに行くと
チャンミンはその後をついて来た。
「はい上掛け。
もう１枚いる？」と布団を渡すと
「ねぇ、ここで寝てもいい？」とチャンミン。
何を言ってるんだ？
「ここはフローリングだから春先とはいえ床が冷えるよ。
リビングならラグ敷いてあるから大丈夫だけど。」
「それは大丈夫。
もう少しAと話したいんだけどダメ？」
その表情や仕草は
私の知っている最強様じゃなかった。
そんな時、
「普通の子達が経験する青春？ってやつを
出来なかったんだ。」というユチョンの言葉を
ふと思い出した。
(そういうのがしたいのかな？)
そう思った私が
「じゃぁ、リビングからラグ持ってくるから
それを下に敷いて」と言うと
さっきまでの申し訳なさそうな表情から
一気に明るい表情になった。
「俺が取ってきます♪」と
リビングからラグを持って来て
ベッドルームの床に敷くチャンミン。
私はベッド、
チャンミンは布団に入り
部屋の電気を消しナイトランプにする。
「今日はごめん。
あんまりユノヒョンと仲が良いから
ヤキモチしました。」
「こっちこそごめんね。
ユノを取られちゃうかと思った？」
「違います。
ヒョンなんてどうでもいいです」
そう言いながらもメンバーの事を
尊敬してるとか色々と話してくれた。
「寝ようか。明日もあるし」
「A。」
「ん？なに？」
「これからも仲良くしてくれますか？」
「私で良ければ」
「俺はいつまでも一緒にいたいです。
お休みなさい」
そういってチャンミンは布団を被った。
「おやすみ」
私も電気を消して目を瞑った。
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kawaetsu(プロフ) - 瓶てまりさん» コメントありがとうございます！不定期な更新になってしまっていますが、なるべく更新していきたいと思います♪これからもよろしくお願いします！ (2016年10月6日 7時) (
レス) id: 4de8d8cd04 (このIDを非表示/違反報告)
瓶てまり(プロフ) - 素敵なお話でした。最初から一気に読みました。更新楽しみに待ってます♪ (2016年10月5日 22時) (レス) id: f70a36db87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2016年9月25日 12時
