沈黙は肯定。 ページ44
「やっぱりって！」
「そうだろうとは思ったんですけど
確信はなかったんで。
みんなにバレたら大変でしょうね〜」
「別にバレても困らないし！」
「そうですか？
ユノヒョンと２人だけでとお洒落して
食事したのを知って他のメンバーが納得するとでも？
あぁ、大変でしょうねぇ〜
毎週誰かとドレス姿でお出掛け」
「そ、それは・・・」
「秘密にしてあげる代わりに
今日は付き合って貰いますよ？」と
不敵な笑みを浮かべるチャンミン。
「・・・」
「沈黙は肯定と受け取りました。
俺はシャワー借りるんで
カレー温めておいて下さい」
「カレー？」
「今日ヒョン達に作ったんでしょ？
残り物で我慢しますから」
「カレーはみんなが持って帰ったからないよ。
チャンミンの分も持って帰って貰ったんだけど。」
「あぁそんな事を電話でジュンスが言ってましたね。」
「夕飯食べてないの？」
「軽くは食べましたけどお腹は空いてます。」
「大したものは出来ないけど何か作ろうか？」
「オムライスは出来ますか？」
「オムライス？
ちょっとまってね。」
私は冷蔵庫の中を覗いた。
玉子に鶏肉に玉ねぎ・・・
「具が鶏肉と玉ねぎしかないけどそれでもよければ」
「充分です♪
シャワー借ります。
バスタオルも貸して貰えますか？」
「洗濯機の上のカゴに入ってるよ」
「分かりました」と着替えを持って
バスルームに行ったチャンミン。
オムライスを作りながら
「やっぱり昨日嘘をつくんじゃなかった」と
後悔したけど今更だ。
オムライスが出来上がる寸前にチャンミンが戻って来て
「おっ！美味しそうですね♪」と
彼はとってもご機嫌だった。
「お口に合うか分からないけど。」
「いただきます」と口いっぱいに頬張るチャンミン。
それを見ていると
「Aも浴びてきたら？」と言うので
そうすることにした。
シャワーを済ませ冷蔵庫からお茶を取り出すと
綺麗に洗われた食器が置いてあった。
「洗ってくれたの？」
「ごちそうになったからそれ位はしますよ。
とっても美味しかったです。また作って下さい」
”とっても美味しかった”
その言葉がとても嬉しかった。
「Aも呑みませんか？」と
ワインをまた呑んでいるチャンミン。
その誘いに私は素直にワインを頂く事にした。
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kawaetsu(プロフ) - 瓶てまりさん» コメントありがとうございます！不定期な更新になってしまっていますが、なるべく更新していきたいと思います♪これからもよろしくお願いします！ (2016年10月6日 7時) (
レス) id: 4de8d8cd04 (このIDを非表示/違反報告)
瓶てまり(プロフ) - 素敵なお話でした。最初から一気に読みました。更新楽しみに待ってます♪ (2016年10月5日 22時) (レス) id: f70a36db87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2016年9月25日 12時
