彼女の好きな人。 (YC ページ40
少しの沈黙の後
「俺達はさ１０代から芸能界に居て仕事してて
普通の子達が経験する青春？ってやつを
出来なかったんだ。
だから日本が拠点の今、
少しだけど普通の人として楽しんでるんだと思う。
まぁ、Aから見たら
子どもっぽく見えるかもしれないけど(笑
少なくとも俺はそうかな。」と俺が話すと
少し悲しそうな表情で
「やっぱり有名人は大変だね・・・」とA。
「Aはさ、
俺達と一緒に過ごすの疲れない？」
「なんで？」
「やっぱり有名人だから気を使うかなって。
それにAはゲストとして
俺達と接しなきゃいけない立場だから
仕事の延長上ってのもあるのかなって思ってさ」
俺は今まで気になっていた事を思い切って聞いてみた。
「うーん・・・」
(答えずらい質問しちゃったな・・・)
俺は「ごめん、答えずらいよね・・・」とAに謝る。
すると彼女は深呼吸をした後、話し始めた
「うーん、疲れないかと言えば正直なところ疲れる。
でもね、それは私が有名人とのお付き合いの仕方が
良く分からないからだと思う。
ユチョン達が特別扱いはされたくないのは分かってるし、
私も特別扱いはするつもりはないけど
そうもいかない時もあるでしょ？」
「そっか、正直に話してくれてありがとう。」
きっと今の話は彼女の本当の気持ちだと思う。
俺はその正直に話してくれた事と
特別扱いはするつもりはないと聞いて嬉しくなって
Aの頭をクシャクシャと撫でまわした。
「そろそろ戻ろうか」とA。
「そうだ！あと１つ質問！」
絶対に聞いておきたい事があった。。
「なに？」
「Aは今好きな人いるの？」
「なんでそんな事聞くの？」
「いいから答えてっ！
３，２，１・・・」
「いないよ(笑
あ！いる！東方神起！」
「そういう好きじゃなくて・・・」
「最近ねハマってるんだよっ！
少しづつだけどCDもDVDも揃えようと思ってる！」
いないと言っているけど
それが本当かどうかは分からない。
でも東方神起が好きだと言われて
俺はそれだけでなんだか満足してしまった。
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kawaetsu(プロフ) - 瓶てまりさん» コメントありがとうございます！不定期な更新になってしまっていますが、なるべく更新していきたいと思います♪これからもよろしくお願いします！ (2016年10月6日 7時) (
レス) id: 4de8d8cd04 (このIDを非表示/違反報告)
瓶てまり(プロフ) - 素敵なお話でした。最初から一気に読みました。更新楽しみに待ってます♪ (2016年10月5日 22時) (レス) id: f70a36db87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2016年9月25日 12時
