来年はみんなで ページ19
「ご案内いたします」
案内された個室は大きな窓があり、
煌びやかな街並みとライトアップされた
スカイタワーが一望できた。
「こんなに良く見えるんだぁ〜！」と
景色を眺めていると
「景色もいいけどそろそろ座らない？」と
椅子を引いて待っているユノ。
「ごめん、はしゃぎ過ぎちゃった」
席に着くと次々と運ばれてくる料理。
普段口にする様な事のないコース料理で
緊張しながら口へ運ぶ。
YN「もっとリラックスして？」
「こういう雰囲気は慣れなくて」
YN「そのわりには慣れてる感じがするけど？
やっぱり彼と良く来てたりとか？」
「ないない！
そんなこと一度もないよ。
仕事ではあるけどね」
「へぇ〜、
じゃぁプライベートでは始めて？」
「そうだね始めてかも(笑」
「そっか。
ねぇA、
今年の誕生日は楽しい思い出になった？」
「うん、とっても。
こんな豪華な誕生日は生まれて初めてだよ。
支配人じゃないけど
まるでシンデレラになった気分」
「来年はちゃんと誕生日にお祝いしようね」
「ありがとう。
でも、今回みたいなのはなしね？」
「なんで？」
「う〜ん、もっと普通でいいかな」
「普通って？」
「おめでとうって言って貰えるだけで充分」
「もしかして、今日の嫌だった？」
ユノが不安そうに私の顔を見る。
「ううん、経験したことがない事
ばっかりで凄く楽しかったよ？」
「だったら来年もやろうよ」
「それは遠慮しま〜す♪」
「なんで〜？」
「庶民なんでお家でバースデーケーキを
食べるくらいが私には丁度いいの〜♪」
YN「じゃぁ来年はみんなでケーキ食べよう！」
「なに？私の誕生日の為に東方神起が来日？
それはまた豪華だ！(笑」
YN「あ〜そうか来年のAの誕生日には
俺達は日本が拠点じゃないんだ。
じゃぁ、Aが韓国おいでよ！」
「それも良いかも♪」
YN「でしょ！じゃぁ約束ね！」
「それはどうかなぁ〜(笑」
食事をしながらメンバーの誕生日や
今日の写真撮影の話をした。
食事も終えそろそろ帰ろうかと
話になり席を立つと
「あのさ、今日２人で出掛けたのは
俺達だけの秘密ね。」とユノ。
「なんで？」と私が聞くと、
ユノに腕を引かれ私はあっと言う間に
彼の胸の中に納まった。
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kawaetsu(プロフ) - 瓶てまりさん» コメントありがとうございます！不定期な更新になってしまっていますが、なるべく更新していきたいと思います♪これからもよろしくお願いします！ (2016年10月6日 7時) (
レス) id: 4de8d8cd04 (このIDを非表示/違反報告)
瓶てまり(プロフ) - 素敵なお話でした。最初から一気に読みました。更新楽しみに待ってます♪ (2016年10月5日 22時) (レス) id: f70a36db87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2016年9月25日 12時
