プレゼントの中身。 ページ12
「あ！ジャージだ！」
「好みに合うかどうかは分からないけど
ロードワークの時にいいかな〜って思って」
「うん、イイ！
デザインも格好いいよ！」
(とりあえず喜んで貰えたみたい)
「サイズも大丈夫だと思うんだけど・・・」
「うん！大丈夫！
どう？似合う？」
そう言いながら上着を体に合わせるユノ。
「喜んで貰えてよかった」
「ジャージなんて女性に貰った事ないよ」
「ごめんね色気がなくて(笑
でも、使えるものがいいと思って」
「そんな事ないよ！
いつも相手の趣味のアクセサリーとか
香水とかそんなのばっかりで
正直貰っても困るものが多かったし。
これは俺の好みだし、実用性も抜群！」
「そうだよね〜
ユノだもん、女性から沢山プレゼント貰うよね〜」
「あ！でも、
Aから貰らえればなんでも嬉しいよ！
どうしよう！もったいなくて使えない！」
「いやいや、そこは使ってくださいな(笑」
「でも、ロードーワークにはもったいないなぁ〜
そうだ！ダンスの練習の時に使ってもいい？」
「好きな時に使って(笑」
「よし決めた！
今度のレッスンの時にみんなに自慢しよっ！
あ！もしかしてみんなもジャージ？」
「みんなそれぞれ違うよ」
「みんなには何をあげるの？」
「それは秘密〜」
「教えてくれてもいいじゃーん！」
そう言いながら車が動き出す。
「そう言えば何処に行くの？」
「それは着いてからのお楽しみ♪」
１時間ほど走るとなにやら
倉庫街らしき場所の一角にある
ビルの駐車場に到着した。
「着いたよ」と車から降り
ドアを開けてくれるユノ。
「何があるの？」
「いいからついて来て」
そう言われ彼の後ろについて行くと
たどり着いたのは
”Studio Agio ”と書かれた重厚な鉄扉の前。
ユノがインターフォンを押すと
扉の鍵が開く音がして
中からぽっちゃりとした背の低い中年の男性が現れて
「いらっしゃい」とユノと私を見て微笑んだ。
「急なお願いでごめんね」とユノ。
私は男性と目があったので軽く会釈をする。
「いいよいいよー、
仕事もひと段落した所だったし。
ささ、中にどうぞ」と男性は
にこやかに私達を中に招き入れた。
「急だったからそんなに種類はないんだけど」と
案内された部屋には沢山の洋服や
ドレスが並べられていた。
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kawaetsu(プロフ) - 瓶てまりさん» コメントありがとうございます！不定期な更新になってしまっていますが、なるべく更新していきたいと思います♪これからもよろしくお願いします！ (2016年10月6日 7時) (
レス) id: 4de8d8cd04 (このIDを非表示/違反報告)
瓶てまり(プロフ) - 素敵なお話でした。最初から一気に読みました。更新楽しみに待ってます♪ (2016年10月5日 22時) (レス) id: f70a36db87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2016年9月25日 12時
