チャンミンのフォロー１。 （YN ページ10
Aさんは来たかな？
日課だと言っていたから来たに違いない。
それに”また今度”と約束したから彼女は待っていたはず。
どのくらい待っていたんだろう
来ない俺の事をどう思っただろう。
仕事を終え
着替えを済ませてエントランスの喫煙所で
チャンミンと２人煙草を吸いながら俺はため息をつく。
それを見たチャンミンは
「だから連絡先くらい・・・」とあきれ顔だ。
いる訳ないとは思ったけど
喫煙所に行ってみる事にした。
「ちょっと、行ってくる」と
チャンミンに声を掛け歩きだすと
「俺も行きますよ」とチャンミンが付いて来きた。
なんで付いて来るんだろう？
まぁ、いいや。
階段に到着するとチェーンが張られていて
”２０時〜翌８時まで階段閉鎖中。”と書かれた
看板があったのでモールの中から向かい
３Ｆのデッキへ続く扉を開けた瞬間
風に乗って甘い香りがしてきた。
彼女の煙草の匂いだ。
ベンチにいた女性に
「Aさん？」と声を掛けると
振り向いたのはやっぱり彼女だった。
つい嬉しくなって彼女に駆け寄ってハグをしたら
チャンミンに注意されたので慌てて離れ
Aさんに謝った。
そして彼女にチャンミンを紹介すると
チャンミンも彼女もお互いに挨拶を交わした。
そして、昼間の件を彼女に謝ると
「大丈夫ですよ、
約束していたわけではないし。」と彼女。
約束してない？
俺は確かに「また今度」と約束をした。
「また来週って俺いいましたよね？
俺が約束を・・・」と話している最中に
チャンミンが俺の腕を引っ張りながら
トラブルがあって来れなかった事を
彼女に説明し謝った。
それに対して
「日課で来てるだけですから」と彼女。
思わず
「俺との約束なんて
信用できないっていうのかよ・・・」と呟くと
すぐさまチャンミンに扉の向こうに行くように言われ
彼女を１人デッキに残し移動すると
「ヒョン、落ち着いてください
何を怒ってるんですか？」とチャンミン。
「だって彼女、
俺とまた今度って約束したのに
”日課で来てるだけ”って」
「場所も日時も決めないでどこが約束ですか！
それに彼女あんな事言ってますけど
多分、今日ヒョンに会いたくてここ来てますよ」
そうだ、”また今度”では約束じゃない。
チャンミンに言われて俺は納得した。
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はにゆの(プロフ) - 一気読み！楽しく読ませて頂きました。続きがたのしみなのですがパスワード教えて頂けないでしょうか？よろしくお願いします。 (2020年5月12日 13時) (
レス) id: fe5d965867 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2016年5月1日 20時
