Cigarette love 02 (ページ2)

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怒涛の１日。ページ2

仕事を終えてバス停へ。
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あと停留所まで少しの所で
バスが私を追い抜いた。

今から走れば乗れるけど
今日は色んな事があり過ぎて
走る気力もなく
１本後を待って帰宅した。

私は１人暮らし。
以前の仕事が終電で帰ることが多かったので
睡眠時間確保のため当時の職場から
２駅のマンションに引っ越し
転職した後も特に不便なこともないので
そのまま住んでもう６年。

今日は自炊する気力もなく
コンビニで夕食を買って帰宅し
シャワーを浴びて夕食を頬張りながら
千代と電話をする。

今日の事を話すと
「とりあえず中身見てみたら？」と言うので
デスクの上に置いていた紙袋を手に取り開けてみる。

「何が入ってた？」

「紅茶のセット。
ストロベリーティーとクッキーだって」

「他には？」

そう言われ紙袋を覗くと底のほうに
小さな袋があった。

「なんか小さい袋入ってた。」

「開けてみなよ。」

袋の中身は
とってもシンプルで透明なブルーグリーンの石?
ガラス？のスタッドピアスだった。

「ピアスが入ってた！」

「Aがピアスしてるのまで見てるって事？！」

そこまで見られていたの？
それにピアスなんて
今まで千代からしか貰ったことがない。

「そこまで見てるって事はさ
Aの事気になってるんじゃない？」

「ないない(笑」

「でも鮎川先生にはなかったんでしょ？」

「あったけど気が付いて
なかっただけかもしれないよ」

「そうかなぁ～？」

「これはお返しをしないとだよね。」

「そうだよ！
Aも何かプレゼントしなよ！」

「何をあげたらいいのかな・・・」

「今週末に食事行くついでに見に行く？」

「さすが千代、お願いします！」

こうして週末の約束をして電話を終え
ピアスはアクセサリーケースに大事にしまった。