プレゼント。 ページ28
貰った紙袋をさげ仕事場へ。
いつもなら１０分前にはクラスに居るけど
今日は到着したのが就業時間の１０分前だったので
急いで着替えて紙袋の1つを持ってクラスへ。
あーさんが日誌を書ている横に行き
小さな声で
「彼からの預かりものです」と紙袋を渡した。
「なんで？
あの後も一緒だったの？」
「お昼のお礼だそうです。
今度は僕がご馳走するのでまた行きましょうって。
あの後、もう少しって誘われて断りずらくて
いつもの煙草屋に行きましたよ(笑」
「なにそれ！色気なーい！(笑。
でもなんだか申し訳ないなぁ〜
彼、素敵な人だったね」
”素敵な人”と言われて私は嬉しくなった。
紙袋にふせんで
”あーさん”と貼ってあったのを見て
「川原先生も貰ったの？」とあーさん。
「はい、私も貰いました。
買い物に付き合ってくれたお礼にって」
「じゃ遠慮なく頂きます！
中身は何かな〜♪」と中身を取り出すあーさん。
中には可愛くラッピングされた
オレンジペコの紅茶缶と
クマのクッキーが入っていた。
「川原っちも一緒だった？」
「時間ぎりぎりで戻ってきたんで見てないんです。
同じ紙袋だから一緒じゃないですかね？」
「いやぁ〜
意外と川原先生の方が豪華だったりして(笑」
「多分、あーさんの方が豪華ですよ！
お昼奢ってるし！」
「しー！
それは内緒だよ！」と言われ２人でこっそり笑い合う。
「じゃぁ、仕事始めますね」
「いま、散歩の準備してるからみんな園庭ね。
私も終わったら行くから。
それと今度、彼との関係を詳しく聞くからね！
覚悟しとけ！
あと、お礼を言っておいてね♪」
「分かりました、伝えておきますね」
そう言えば連絡先とか知らないな。
まぁ、有名人だし簡単には教えないんだろうな。
また今度あったらお礼を言おう。
そう思いながら私は園庭に出て
お散歩の支度を始めた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 218人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kawaetsu
| 作成日時：2016年4月29日 11時
