Cigarette love (ページ15)

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休日。　（YN ページ15

今日はオフ。

でも天気は雨、
しかも土曜日だ。

土曜日は外出には人が多くてリスクがあるし、
雨なのでロードワークにも行けない。

それにチャンミンは友達の家に
昨日から飲みに行って帰ってきてない。

「暇だなぁ～」と呟きながら
リビングの床に寝ころび煙草を燻らせる。

あれ以来、
貰ったライターをなんとなく使っている。

そんな時LINEの着信音が鳴った。
「お、誰かからお誘いか？」と確認してみると
宮野さんからで
「水曜日はお疲れ様でした。
昨日、川原先生に会いましたよ！
ユノさんを東方神起って知らなかったみたいで
驚いてましたよ」と書いてあった。

教えちゃったのか・・・
自分で言いたかったんだけどな。

暇を持て余していた俺は
Aさんの事を宮野さんに聞いてみた。

「僕もよく知らないんですけど、
妻が言うにはいつも朝早くから夜遅くまで
園にいるみたいで川原先生だけは
いつの時間に送り迎えしても
クラスに居るって言ってましたよ」と教えてくれた。

宮野さんとラインを終えると
丁度チャンミンが帰って来たので
「朝帰りですか？チャンミン。」とふざけると
「違いますよ、昼帰りです。」と言い返して来た。

「確かにっ！(笑」

「ヒョンは出掛けなかったんですかぁ？」

「雨だし土曜日だしね」

リビングのソファーに座り
煙草に火をつけたチャンミンが
テーブルに置かれた俺のタバコとライターを見て
「それずっと使ってますね」と聞いてくる。

「なんでそんな事聞くの？」

「いつものヒョンなら
とっくになくしてると思って。
だからか大事にしてるのかと」

「何となく使い続けてるだけだよ」

本当は気に入っているんだけど。

「ふーん、そうですか。
無くさないのは良いことですし
その調子で携帯も置き忘れないようにしてください」

ユノ「努力はします。」

そんな会話をしながら休日は過ぎて行った。