その四 ページ6
「んで、此処が鬼の住んでる家だって言うんかァ? 随分御立派な身分じゃねぇか。」
「ですがとても古びていますね、人を喰らう場所としては絶好かと。」
鬼殺隊風柱不死川実弥と、蟲柱胡蝶しのぶは、この古びた屋敷に住むという鬼の討伐のため、はるばるこの地へやって来たのである。大きな屋敷を目の前に、二人は刀を抜いた。そして、不死川が扉を渾身の蹴りでぶち壊すと、胡蝶が家の中へ飛び込んだ。
暗い部屋の中には、これでもかというほどの腐敗臭が漂っており、ざっと五十以上もの人間の死体が転がっていた。
「これはこれは……もしかしたら此処の鬼は、十二鬼月かもしれませんね。」
「んで、その鬼は何処にいるってんだ。」
「私が分かるとでも?」
「……ケッ。」
「しかし、これだけ大きな家を探索するとなれば結構な時間が掛かります。私は上の階を探しますので、不死川さんは下をお願いします。」
「おぉ。」
胡蝶と分かれた不死川は、一階での鬼の捜索を始めた。どの部屋に入っても、鬼の気配が残っていないかを真剣に確かめながら、一つ、また一つと部屋を開けていく。
そして、最後の一部屋の扉を開けようと扉に手を伸ばしたその時、その部屋から、女の泣き声が聞こえて来た。
「誰かいんのかッ?!」
バゴンッと大きな音を立てて扉が開かれる。何故か明るい部屋の中には、とてつもなく美しい顔をした女の鬼が、複数の鬼に攻撃されていた。
269人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪製レンガ - テストの山…私もその合間で見つけた…ジゴクダヨネ… (7月14日 20時) (レス) @page2 id: aacf113ce1 (このIDを非表示/違反報告)
実弥&左馬刻&勝己Love - 初めまして!凄く面白いです。実弥推しなので、嬉しいです♡このまま実弥とくっつけ笑笑更新待ち遠しいです。更新楽しみにしています( "´༥`" ) (2021年12月7日 12時) (レス) @page48 id: a5d4d80cb6 (このIDを非表示/違反報告)
まっひー - テストは私が殺ってやる!⇠ 作者様は夢小説をお書きになって下され!! (2021年11月30日 20時) (レス) @page3 id: d24aae8d9d (このIDを非表示/違反報告)
ななななな(プロフ) - こんなにテストを恨んだことはない、、、!作者様に早く更新できるようにして差し上げろ! (2021年10月12日 13時) (レス) @page49 id: ed46f7b247 (このIDを非表示/違反報告)
もかやん(プロフ) - テストの山大変ですね…(>_<)ファイトです*(°̀ᗝ°́)و (2021年10月12日 0時) (レス) @page49 id: c0d5dab732 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A | 作成日時:2020年1月13日 22時