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その一 ページ3

「……っはむ。」





 ばきり、と目の前の男から聞こえた。

 多分、腕の骨が折れちゃったのね。もう死んでるから痛みは感じないと思うけれど。むしゃむしゃと男の左腕を食べ進める。


 やっぱり人間は、骨じゃなくてお肉の方が美味しいわ。





 「……鬼?」

 「(ん、鬼殺隊の男の子だわ。私闘っても殺せないし、めんどくさいだけだわ。)」





 「鬼ならさっさと殺してしまおう、みたところ強そうでもない。俺でもいけるだろう。」





 思ったことが口に出てしまうタイプの子。少しお馬鹿そうだけれど、顔は結構良い。

 私は彼と目を合わせると、大袈裟にビクッと肩を震わせ、そして、ポロポロと涙を流した。彼は急に泣き出した私を見て、そろそろと近づいてきた。





 「えぐ、うえ……うわあぁぁん、ひぐっ」

 「なんだ、どうしたんだ急に…………っ!?」





 彼は私の顔を見たのか、急に足を止めた。

 私は顔が整っているし、そんな可愛い女の子が泣いてたら、鬼だとしても戸惑ってしまうでしょ。





 「わた、わたし……、にんげん、食べたくないのにぃっ、なんでぇ、なんでえ〜?! うええぇぇん〜!」

 「それなら仕方ないさ、望んでないのに食べちゃうんだもんな、戸惑うよなぁ〜」

 「そうなのぉ〜、痛いいたいの、嫌なの……!」

 「そうかそうかぁ……!」





 さっきよ表情は何処にいったのか、彼はどろどろに溶けた顔で私の頭を撫でた。


 あっ……触っちゃった。



 次の瞬間、彼は上下に分かれた。





 「無惨さまっ、来てくださったのですね!」

 「可愛い可愛いAのためだ。しかし、なんだあの男は。」

 「なんなんでしょう、私、忘れちゃいました!」

 「まったく、仕方のない子だ。」





 そう微笑んで、無惨さまは私の頭を撫でてくれた。こうやって無惨さまとお話しできるのは、私が鬼の中でも特別無惨さまに可愛がられてるから。

 _______私は、特別なの。


 

その二→←資料



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雪製レンガ - テストの山…私もその合間で見つけた…ジゴクダヨネ… (7月14日 20時) (レス) @page2 id: aacf113ce1 (このIDを非表示/違反報告)
実弥&左馬刻&勝己Love - 初めまして!凄く面白いです。実弥推しなので、嬉しいです♡このまま実弥とくっつけ笑笑更新待ち遠しいです。更新楽しみにしています( "´༥`" ) (2021年12月7日 12時) (レス) @page48 id: a5d4d80cb6 (このIDを非表示/違反報告)
まっひー - テストは私が殺ってやる!⇠ 作者様は夢小説をお書きになって下され!! (2021年11月30日 20時) (レス) @page3 id: d24aae8d9d (このIDを非表示/違反報告)
ななななな(プロフ) - こんなにテストを恨んだことはない、、、!作者様に早く更新できるようにして差し上げろ! (2021年10月12日 13時) (レス) @page49 id: ed46f7b247 (このIDを非表示/違反報告)
もかやん(プロフ) - テストの山大変ですね…(>_<)ファイトです*(°̀ᗝ°́)و (2021年10月12日 0時) (レス) @page49 id: c0d5dab732 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A | 作成日時:2020年1月13日 22時

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