０４：驚いたフリをしてあげよう ページ4
静かにドアを開ける気配を感じた。
AFOの背後から、気配が１つ。そろりそろりと忍び足で近付いてくる小さな存在。
──バレてない、とでも思っているのか。
おそらく、と言うか確実に忍び足で近付いてくる存在はAだろう。
なぜわざわざ盗人のように近付くのかは解らないが、ひとつ余興だとAFOも乗っかってみる。
ちょっとずつ、ちょっとずつ近付いてくる気配。
AFOには赤外線の個性の他にも、気配を察知するのに長けた能力がたくさんある。
例え目が見えていないとは言え、優れた空間認識能力で常人よりも世界が"視えている"。
Aのような素人なら尚更だろう。
｢ばあっ！！｣
ゼロ距離にまで近付いて来たAに、殺気はない。
どころかいきなりAFOの背中に抱き着き──｢ばあ｣と言いながらAFOの目を小さな手でふさいできた。
……ばあって言いながら目をふさぐ意味が解らない。
と、思ってはいても言わないのが大人だ。
AFOはちょっと張り上げたような声で｢わあ、びっくりした！｣と言ってみる。
するとAは喜んでAFOから離れると、｢やったあ！先生もビックリするんだあ！｣とピョコピョコと跳ね出す。
｢凄く驚いた。心臓に悪いからやめてくれよ｣
｢えへへ、はーい！｣
無い目を押さえても何の意味もないのだが、普段当たり前にAFOが生活してるのを見て、勝手に視力があるとAは勘違いしたのか。
そして目がありそうな位置を押さえた、と。
跳び跳ねながら去っていくAに、｢変わり者だな｣と柄にもなくAFOは呟いた。
０５：料理？毒の間違いでは……あ、やっぱり料理なんだ→←０３：怪我した鳥を、治してください！
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:襟乃空ちゃん: - ほのぼのだなぁ(*^-^*)とか思ってたらすっごく感動しました！リアルで泣きました (11月14日 1時) (
レス) @page20 id: b670a6340b (このIDを非表示/違反報告)
かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - オルバさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて大変光栄です！！＼(^o^)／私も彼らのようなほのぼのしたお話は好きなので、いずれは違う形で続編が書けたらいいなあと考えています！＼(^o^)／ (2017年12月25日 11時) (携帯から) (レス) id: 87e86307e6 (このIDを非表示/違反報告)
オルバ - すごく良かったです！確かにAOFの小説はないので、こういうのもいいなと思いました！ぜひ、この続きの作品も書いてほしいです！お願いします！！ (2017年12月25日 11時) (レス) id: 87aa7ed573 (このIDを非表示/違反報告)
かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - 令さん» 最後までお付き合い頂き、ありがとうございました！！その後のことを考えてにやにやしてもらえるとは、執筆冥利に尽きます！！パパになるってきっと難しいですよね。そんな葛藤ものをこれからも作品にできたらなあと考えてます！ありがとうございました！！ (2017年10月29日 17時) (携帯から) (レス) id: 87e86307e6 (このIDを非表示/違反報告)
かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - 詩乃さん» 最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございます！他の作品でも暖かなコメントをしていただき、本当に支えられました！少しでも誰かの心に残るような作品作りをこれからも目指して、頑張ります！！ (2017年10月29日 17時) (携帯から) (レス) id: 87e86307e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぁびぃ(駄作者) | 作成日時：2017年10月22日 8時
