５７：唐揚げ全力変態説！？ ページ9
真を吐かせる能力者。音本はそう言う個性なのだと、Aはない頭で一生懸命考えた。
そう音本に聞くと｢ああ。私の個性は本音を語らせる｣と銃を構えたまま話す。
｢『
そして音本は容赦なく銃を発砲してきた！連続で二発だ。
しかもこれまた正解な狙いと来た。並みの狙撃術ではない。
唐揚げことAは、器用に飛んだり跳ねたり転がったりしながら逃げ回る。非常に情けないアクションだが、かわしたもん勝ちだ。……ただ、いちいち｢ぎぃいいぇええああ！！｣と叫ぶのだけはいただけないが。
｢逃げ足だけは速いな｣音本は正解に、かつ連射の手を止めること無くAを打ち続ける。
銃弾が切れるのと同時に銃の弾倉をワンアクションで外し、ぶかぶかの黒い装束に片手を入れる。
腰の辺りに忍ばせていた既に弾の詰まった弾倉を取り出し、素早く銃にセット。再び容赦なく連射を開始した。
一秒足らずで今の流れをやってのける。｢弾切れを待ってたら蜂の巣にされる！｣と悟ったAは、素早く立ち上がった。
｢ほう。やっとやる気になったか？｣
｢はい！｣
音本の問い掛けに、力強く本音で返したA。右手から唐揚げを出し、素早く(また)転がる。
(本人は至って真面目に受け身を取っているつもり)
｢ならば心を止めてしまおう｣───音本は銃を少しだけ下に下げた。Aは銃弾が飛んで来なくなったことに若干安心しながら転がるのをやめた。
だがそんな唐揚げに、音本は核心を突くように問い掛ける！
｢君、人に言えない秘密はあるか？｣
この音本の問い掛けに、Aはハッと口を押さえようとしたが───彼の個性の前では無力だった。
｢───ある｣
｢それはなんだ？｣
音本は｢間違いなくこれで揺すれる｣と踏んでいた。Aの挙動から簡単に予想できたのだ。
───だが、まさか逆に揺すられ返されるなんて。この時はちらりとも思ってはいなかった。
｢く、黒霧さんの下着を頭につけて『唐揚げ帝国万歳！』って街中を一心不乱に走り回りました！！｣
｢……は？｣
思わず音本が唖然とした。お前の心が止まってどうする。
｢凄くフレグランスな霧の薫りがして堪らなかった……！！これに唐揚げがプラスされれば、世界、いや宇宙一ナイス過ぎる下着になると思った！！｣
｢……｣
｢取り敢えず荼毘さんとマグネさんの下着ケースに唐揚げをぶち込んで検査したけど最高だった………って、はっ？！口が勝手に……なんて恐ろしい能力っ｣
｢……いや、だいたい君が勝手に暴露したんだが｣
５８：見直した？！──これぞ唐揚げの真髄だ！！→←５６：嘘ばっか吐いたら、後々困るぜ！
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はにか※はにかん(プロフ) - え、キュ、キュレーターですって！？……作者様！いえ、神様！！私たち付き合いましょう！？一緒に丑三ツ刻水族館に行きましょう！(？？？？？)あと、遅いコメントすみません… (2020年11月26日 22時) (
レス) id: d702d64ecc (このIDを非表示/違反報告)
エドワード - 唐揚げバンザイっっ！！黒霧さん逃げてぇぇ (2020年1月7日 22時) (レス) id: 09090d6677 (このIDを非表示/違反報告)
かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - ほむほむさん» ようこそ唐揚げの世界へ(笑)どんどん惚れてくださいd=(^o^)=b (2018年3月10日 14時) (レス) id: f00a385698 (このIDを非表示/違反報告)
ほむほむ - やだ、惚れた (2018年3月10日 14時) (レス) id: c25a3a0724 (このIDを非表示/違反報告)
かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - 百聞さん» コメントありがとうございます！唐揚げも、頑張ればそこそこ強く見えるようです(笑) 大好きな作品と言っていただけて大変光栄です！これからもまったり頑張る存意ですので、またお気軽にお声を聞かせてくださればと思います！＼(^o^)／ (2017年12月29日 18時) (携帯から) (レス) id: 87e86307e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぁびぃ(駄作者) | 作成日時：2017年11月18日 11時
