５１：むにゃむにゃ、唐揚げ帝国は年中休日につき！ ページ3
｢で？提携関係を結ぶこと前提で帰って来たわけだなァ？｣
そう死柄木が言うと、コンプレスは黙ったまま頷く。
バーに帰ってきた時にはすでに日が昇りそうになっており、眠かったのかトガ辺りはもういなかった。
……ちなみにどうでも良いのだが、唐揚げ娘もたいそう眠たいらしい。
(半分寝ながら帰ってきた時にはみんな揃って驚愕した)
｢違うよ。名刺を作る話をしてきたんだよ！！ジャパニーズマフィーアだよ！唐揚げ帝国建国だああひゃっほおおおっ｣
｢……もう寝ろよ｣
｢支離滅裂ですよA……｣
いきなり目をカッ！！と開いたAは突然何かよく解らない野望の話をしだし───また立ったまま寝た。
さすがに死柄木からおやすみ命令が出るくらいはヤバかった。ヤバかった(大事なことなので二回言う)
黒霧がAの事を抱き抱え、家に帰そうとワープゲートを広げようとしたが───｢待て｣と死柄木から止められた。
｢これからの流れだけ伝える。まだ寝かせるな｣
｢寝ろと言ったり、起きとけと言ったり大変だな……｣
コンプレスが苦笑い気味にそう言った。
死柄木は｢話はわかった｣と椅子に深々と腰掛けながら腕を組む。｢協力すること自体は悪くは無さそうだ｣と。
｢俺からも連絡しよう。ま、Mr.コンプレスが名刺渡したんなら……向こうから掛かってくるとは思うがな｣
｢ヤクザものの復権、か。現実味がないですね｣
｢それなりのプランは前々からあったんだろうな。動き出した大手の影に隠れれる、今がチャンスだと踏んだわけだ。……レベル上げをやめて、ボス戦行く過程みたいなやつさ｣
死柄木が椅子をくるん、くるんと面倒そうに回していたが───ぴたりとやめる。
そしてその場に立ち上がると、｢さっそく連絡入れてこよ｣とバーからのろのろと出ていった。
｢言いたいこと言い切ったら、さっさと帰りやがったな……｣と荼毘が呆れながら息を吐く。
｢唐揚げもどうせ爆睡必至だろ。黒霧、送ってやれよ｣
｢もちろんです｣
黒霧は今度こそ、Aを家に帰すべくワープゲートを広げた。
───唐揚げの周りで、今まさに瞬きする間もないような三つ巴の激戦が起きようとしていたが……。
｢むにゃ、唐揚げ帝国は毎日が休日だから……………くふふふっ｣
本人は至って暢気なのであった！！
５２：いざ、向かわん！！→←５０：そうだ、建国したら名刺作ろう！
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はにか※はにかん(プロフ) - え、キュ、キュレーターですって！？……作者様！いえ、神様！！私たち付き合いましょう！？一緒に丑三ツ刻水族館に行きましょう！(？？？？？)あと、遅いコメントすみません… (2020年11月26日 22時) (
レス) id: d702d64ecc (このIDを非表示/違反報告)
エドワード - 唐揚げバンザイっっ！！黒霧さん逃げてぇぇ (2020年1月7日 22時) (レス) id: 09090d6677 (このIDを非表示/違反報告)
かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - ほむほむさん» ようこそ唐揚げの世界へ(笑)どんどん惚れてくださいd=(^o^)=b (2018年3月10日 14時) (レス) id: f00a385698 (このIDを非表示/違反報告)
ほむほむ - やだ、惚れた (2018年3月10日 14時) (レス) id: c25a3a0724 (このIDを非表示/違反報告)
かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - 百聞さん» コメントありがとうございます！唐揚げも、頑張ればそこそこ強く見えるようです(笑) 大好きな作品と言っていただけて大変光栄です！これからもまったり頑張る存意ですので、またお気軽にお声を聞かせてくださればと思います！＼(^o^)／ (2017年12月29日 18時) (携帯から) (レス) id: 87e86307e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぁびぃ(駄作者) | 作成日時：2017年11月18日 11時
