【ヒロアカ】あるある転生したら、なんと『スポンジ』になりました！──その２【敵連合】 (ページ7)

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スポンジ１９：爆豪さんと揺るがない意志！ページ7

スポンジ宗教(？！)の邪教徒(？！)さん達に誘惑されながら、目を泳がせるかっちゃんさんこと爆豪さん！！
いいんですよ！素直に生きましょう！！スポンジを追う人生も悪くはないですよ！……あ、すみません冗談です！調子に乗っててごめんなさい！

｢どうする？一緒にスポンジを拝めていくか？｣

｢いやあ……うん。断っても良いような気はするぜ？爆豪クン？｣

｢ちょっとマスキュラー、お前黙れ｣

｢ひでえ｣

｢そうだ！この場においてウルトラスポンジマンアンチは不要！即刻に立ち去った方がいい！！｣

｢おいトゥワイスまでどうしたんだよ俺泣いていいか？｣

こんな訳の解らない空間にただ一人いる常識人って、心底さみしいですよね……。可哀想なマスキュラーさん(元凶はスポンジ)

でも、私は味方ですからね！マスキュラーさん！！(元凶はスポンジ)

爆豪さんは返事に困るように下を向いていました。
でも、彼にもやっぱり譲れないものがあるんでしょう。────迷いを振り切ったように上げた顔は、やっぱりヒーローのそれだったのだから！

｢俺はオールマイトが勝つ姿に憧れた。──俺は、ヒーローになるんだよクソヴィランども｣

敵の前で啖呵を切って退けた若い彼の額には、やっぱり嫌な汗が流れている。けれど、表情から笑みは消さない。
やっぱり彼はヒーローなのです！私はヴィランになりましたが、彼は同じようにヒーローに憧れ、そしてそこを目指しているのです！

死柄木さんがくっと目を細めました。｢君となら分かり合えると思っていたんだがな｣と。

｢まさか、このガキ……スポンジの誘惑を跳ね返すとはな……！！｣

｢荼毘、お前もそろそろ平常運転になろうぜ！？｣

｢いやァ、荼毘の平常運転ってあれだからなー｣

｢ミスターも大概自由だよな！俺、そろそろツッコミ関係の賞が受賞出来そうなんだが？！｣

マスキュラーさんだけが頑張るこの空間。哀れ(元凶はスポンジ)

｢残念だ。ああ、残念だよ爆豪｣──死柄木さんはそう言いながら、爆豪さんに近付きます。

そして、伸ばされた掌は────！

｢なら、ウルトラスポンジマンを返してもらおうか！｣

｢やめろぉおお！｣

｢おい！お前連合に入る気ねぇんだろーが！！スポンジ返せ！！｣

｢俺はなァ！ヴィランにはならない！そんで女神と結婚する！！解ったかクソヴィランども！！｣

｢わっかんねー！！スポンジと結婚とかわかんねー！｣

｢うるさいマスキュラー。ウルトラスポンジマンが怖がるだろ｣

再びツッコミに回ったマスキュラーさんに、マスタードさんが滅茶苦茶冷たい一撃を放っていました。可哀想……(元凶はスポンジ)