【ヒロアカ】あるある転生したら、なんと『スポンジ』になりました！──その２【敵連合】 (ページ3)

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スポンジ１５：荼毘さんとスポンジ人質事件！ページ3

飛び掛けた私の意識は、コンプレスさんから放たれるイケメンの香りで呼び戻されました。危ない……(お前が一番危ない)

コンプレスさんも私に気付いたのか、｢え！なんでここにウルトラスポンジマンが？！｣と驚愕を露にしました。えへへ、コピー荼毘さんに投げ飛ばされたんですよ！

｢ミスター、かわせ……………って！う、ウルトラスポンジマン？！｣

｢可笑しくない！だってスポンジはマスキュラーが責任を持って管理してないハズだ！！｣

突然スポンジスポンジ言いながら、あわわわわと慌てふためき出した大の大人達を前にした子供三人の反応は────？！

｢…………は？｣

ですよね！！期待を裏切らない反応と冷たい眼差しです！！
というかこの子たち凄くカッコいいんですけど(心底どうでもいい)
コンプレスさんから放たれてると思ってたイケメンの香りって、まさかこの子たちからしてたんじゃ(どうでもいい)

でもコンプレスさんもイケメンですよね！心配しないでください！！

｢…………スポンジって、これ？｣

緑の髪の男の子が、コンプレスさんに潰されたままの私に気付いて拾い上げてくれました。

……あれ、拾われた？

………。

わああああああ！！ヒーローに捕まりましたぁああっ！助けてー！！(遅い)

｢おま、ウルトラスポンジマンに触るな！！｣

｢そーだ！良いか、ゆっくりこちらに返すな！！｣

荼毘さんとトゥワイスさんが最高に慌てながら、ゆっくり子供たちに迫ります。
｢見た感じ、ただのスポンジなんだがな……｣と腕がたくさんある子が私をワキワキ触ってきました。きゃはははは！くすぐったーい！

｢市販のやつ………｣

｢……お前ら、大丈夫か？｣

今まで黙りを決め込んでいた半分赤髪、半分白髪の子までとうとう｢大丈夫か｣発言をしてくれました！

あと、私は市販の安いやつじゃあありませんからね！ぷんぷん。

｢バカ！ウルトラスポンジマンをそんな乱暴に扱うな！！
そいつはなあ、ただのスポンジじゃない！スポンジ社会の最高位に位置するスポンジの中のスポンジだぞ！｣

｢く、ウルトラスポンジマンがまさか捕まるとは……！｣

｢いや本当にお前ら頭大丈夫か……？｣

コピーがコピーなら、オリジナルもオリジナル！荼毘さんのスポンジへの愛と熱弁っぷりは揺るぎません！なにこれちょっと照れちゃいます……ぽっ。

｢……動くな。動いたらこのスポンジを燃やす｣

やめてー！！あ、でもイケメンに燃やされるのなら本望かも(やめろ)

｢く！なんて奴らだ……それでもヒーローか？！｣

｢なにこれ。なんか凄く複雑な心境｣

緑の髪の子が、真顔でそう言った！！