協力しない? ページ1
「どうした?…その程度か?」
初めのやんわりとした口調などとうに無くなり、力強く自信に溢れた声色になっていた。
ブラックは剣を振りかざし、トドメをさそうと身構える。
まだ動けるキャベが、ブラックに飛び掛かろうと腰を落とす。だが――。
「待ってくんない?皆さ」
Aが前に出ながら、制止の声を出したのだ。
その声にキャベは振り返り、ブラックも興味深そうに動きを止める。
「人間滅ぼすのどうのこうのって言ってたわね」
「人間0計画だ。それがどうかしたか」
「全ての宇宙で行われるとか」
「そうだ」
Aが一体何を言いたいか解らず、キャベは頭を捻ってブラックとAを交互に見やった。
セロやジーヴルも、不思議そうな顔をしている。
「アンタもこの世界に迷い込んできた1人。貴方の計画とは随分勝手が違うことでしょ?
今から滅ぼして、元の世界に帰れるわけ?」
「なるほど。そう言う話で命乞いと言う訳か」
「違うわ。貴方のための話よ」
そしてまた互いの視線が合う。
「それに、見たところ…貴方弱体化してるんじゃなくて?」
「えっ?!」
そのAの発言に、キャベとセロが大声を出す。無理もない。
ブラックは今のままでも、彼らの想像よりずっと強いのだから。
「じゃなきゃ…世界滅亡を掲げるような奴と私たちが張り合えるハズがない。
ジーヴルのスピリッツエクスカリバーを受けるのではなく、逸らした時から疑問に思ったの。
後は、勘かしら」
「……それも『プレイヤー』とか言う能力かな?」
ブラックの問いに「かもね」とAは短く答えた。
ブラックは少し考えた後、剣を消して――腕を組む。
そして空に浮いたまま、語り始めた。
5人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - あかさん» ありがとうございます!!ブラックはぜひ仲間サイドに来て欲しくて、ちょっと無理しました(笑)(ヒーローズでブラックと戦ったら、ブラックのカード排出した的な)。ブロリーVSブラックは続編にて書き上げますね!(^^ゞ (2017年8月16日 0時) (携帯から) (レス) id: 87e86307e6 (このIDを非表示/違反報告)
あか - ブロリーVSブラックになるんですかね?(゜▽゜*)ブラックはカカロットの体ですし、わくわくしますねえ。まさにヒーローズってかんじですwww (2017年8月16日 0時) (レス) id: 337ce1f3d3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かぁびぃ(駄作者) | 作成日時:2017年8月14日 2時