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【番外編】アルビノのナメック星人 ☆あか様リクエスト ページ10

Aが見慣れないヒーローを連れてきた。見学だろうか?

ヒーローとは言ったが、ざっくり言えば"強力な成長の見込みがある者"をさして言うことが多い。


現れた白いナメック星人に、ジーヴルは暫く唖然とした。
ナメック星人と言えば、体色は緑が中心だと思っていたからである。


「僕の色は、フリーザ一族の貴方の目からも珍しく写りますか?」

「えっ…、ああ。確かに珍しい配色だとは思いましたが」


ジーヴルはハッと我に返ると、少し申し訳なさそうにそう告げた。


「馬鹿、そこは否定しなさいよ」

「いえ、本当のことですし…」


Aがそうジーヴルに小声で言うが、ナメック星人の彼に聞こえないはずがない。

「気にしなくても大丈夫ですよ」と笑顔で言った。


「慣れてますから…」

「綺麗な色とは思いますけどね」

「ジ〜ヴル…?」――Aがジーヴルの足を強めに踏み付けた。
いい加減色の話題から離れろ。と言いたいのかもしれない。

そう悟ったジーヴルは、それ以上色については触れずに、「お名前は?」と聞いてみた。


「マイカって言います…」

「俺はジーヴル。今日は、どうぞ宜しく」


Aは「あ、ちょうど良いや!」といきなり手を叩くと、「ジーヴル。どうせ今暇でしょう?」と笑った。


「え?俺ですか?…まあ、忙しくは無いですけど」

「東の砦にテロ事件残党が残ってるらしいから、さ?」

「俺に行けって言ってるんですか?勘弁してくださいよ…」


適任にセロがいるじゃないか。と言おうとしたが、やめた。
今日の彼は仕事が立て込んでいたはずである。

にしても、他にアテはいくらでも…。


「マイカ君に、フリーザ一族の誇り高い一面を是非見せてあげたら?

あんまり好きじゃないらしいし」

「こ、怖くて…」


確かにフリーザ一族は戦闘本能が高く、戦闘力がすば抜けている。
産まれながらのエリート揃いであり、帝王然としていて狡猾で卑劣で――美しかった。


「…仕方ないですね。良いですよ」


フリーザ一族の良さを見せたいわけではない。
ただ…自分のことはフリーザ一族である以前に、ヒーローとして見てほしかった。

…からかもしれない。

【番外編】アルビノのナメック星人 2→←彼の名は『キャベ』



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かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - あかさん» ありがとうございます!色々と不安があったのですが、安心しました!!マイカくんが可愛くて素敵でビックリです\(^o^)/イラストまで閲覧して頂き光栄です!ありがとうございました!! (2017年8月8日 14時) (携帯から) (レス) id: 87e86307e6 (このIDを非表示/違反報告)
あか - ありがとうございます!!( ゜д゜)、;'.・マイカ可愛すぎか!!(゜▽゜*)ジーヴルくんが普通にイケメン過ぎてビビりましたwwかぁびぃさんイラスト上手いっすねw (2017年8月8日 14時) (レス) id: 337ce1f3d3 (このIDを非表示/違反報告)
かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - あかさん» 丁重にありがとうございます\(^o^)/頑張りますね!! (2017年8月7日 6時) (携帯から) (レス) id: 87e86307e6 (このIDを非表示/違反報告)
あか - 取り敢えずおどおどしておけば問題ありませんwwありがとうございます!(゜▽゜*)w (2017年8月7日 4時) (レス) id: 337ce1f3d3 (このIDを非表示/違反報告)
かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - あかさん» ありがとうございます!!ジーヴルは淡々とした口調になるよう心がけてるので嬉しいです\(^o^)/マイヤくんですね、承りました!口調などに若干違和感を感じると思われますが、大丈夫でしょうか? (2017年8月7日 4時) (携帯から) (レス) id: 87e86307e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かぁびぃ(駄作者) | 作成日時:2017年8月6日 12時

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