謎の人物、あんたは誰だ！ ページ8
廃墟は湿っぽい臭いがして、気分を不愉快にさせる。
足場も悪く、何故こんな建物がいつまで経っても町にあるのか謎だった。
｢もしかしたら、まだ犯人はこの中にいるかもしれない。
ジーヴル、アンタは入り口付近で待機。出てきた奴は捕まえて｣
｢了解｣
そう頷くと、ジーヴルは素早く廃墟の窓から外に出て入り口付近に待機した。
｢とにかく、探してみようか！｣
｢よし。私に任せろ｣
セロが自信満々に言い切り、Aの前を歩き出した。
戦闘があまり得意ではないAはそれに甘んじて、彼の後ろを付いていく。
薄暗い廃墟の中は、本当に今からでも何か出てきそうな雰囲気に包まれている。
幽霊が怖いとは言わないが、不気味な事に変わりはなかった。
｢ん、誰かいる｣
｢マジ？！ドンピシャ？！｣
階段の踊り場に差し掛かった頃だろうか、セロが突然何者かの気配を感じたらしい。
ゆるゆると気配のする方に近づいてみる。
踊り場を降りた少し先に、そいつはいた。
――ピンクの張ったようなテラテラとした肌を持つ、異星人のようだ。
｢やっほー｣
Aが恐る恐る入り口に向かって降りていくその人物に、陽気な声で挨拶をした。もちろん皮肉の意味を込めて…である。
異星人は肩をビクリと揺らし、大慌てでこちらを振り向いた。
手には、見慣れない銃を握っている。
｢やっぱりいた！あんたが一連の騒ぎの首謀者か！！｣
そうAが言えば、異星人は銃口をAに向けて構えて｢近付いたら撃つぞ！｣と脅してきた。
ジーヴルと似たような冷たい声だが、異星人の声は遥かにジーヴルのそれより聞き取りずらい。
声が隠ってしまっていたのだ。
｢そんなオモチャが、超エリートの私に通用すると思ったのか？｣
武器を向けた異星人が僅かにAに意識を逸らした瞬間、セロは武器を目掛けて蹴り掛かった。
タン！と言う地面を蹴る乾いた音がしたかと思えば、既にセロは異星人の武器を蹴り飛ばしているではないか。
｢…相変わらず速いな｣
｢当然だ。私は、｣
｢はいはい。エリートってね。解る解る｣
武器を無くし、蹴られた手を痛々しそうに押さえる異星人だったが――すぐに我に返ると一目散に走って逃げ出した。
｢あ、入り口にはジーヴルが待機してるんだけど｣
｢…まあ。あいつ任せなのもアレだ。
ここは超エリートの私が迅速に捕まえよう｣
そうして逃げる異星人をセロは後ろから飛び掛かる。
｢！｣
しかし、それよりも早くに異星人の前に飛び出した人物がいた。
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かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - あかさん» ありがとうございます！色々と不安があったのですが、安心しました！！マイカくんが可愛くて素敵でビックリです＼(^o^)／イラストまで閲覧して頂き光栄です！ありがとうございました！！ (2017年8月8日 14時) (携帯から) (
レス) id: 87e86307e6 (このIDを非表示/違反報告)
あか - ありがとうございます！！( ゜д゜)、;'.・マイカ可愛すぎか！！(゜▽゜*)ジーヴルくんが普通にイケメン過ぎてビビりましたwwかぁびぃさんイラスト上手いっすねw (2017年8月8日 14時) (レス) id: 337ce1f3d3 (このIDを非表示/違反報告)
かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - あかさん» 丁重にありがとうございます＼(^o^)／頑張りますね！！ (2017年8月7日 6時) (携帯から) (レス) id: 87e86307e6 (このIDを非表示/違反報告)
あか - 取り敢えずおどおどしておけば問題ありませんwwありがとうございます！(゜▽゜*)w (2017年8月7日 4時) (レス) id: 337ce1f3d3 (このIDを非表示/違反報告)
かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - あかさん» ありがとうございます！！ジーヴルは淡々とした口調になるよう心がけてるので嬉しいです＼(^o^)／マイヤくんですね、承りました！口調などに若干違和感を感じると思われますが、大丈夫でしょうか？ (2017年8月7日 4時) (携帯から) (レス) id: 87e86307e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぁびぃ(駄作者) | 作成日時：2017年8月6日 12時
