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霧氷と少女 ページ1

Aは町の中を全力で走っていた。

『隠れ宇宙』や『迷い子の世界』とか呼ばれているこの宇宙は、誰がいつそう名付けたかは不明だが、Aは特に気にしたりはしなかった。

「まあ、なるようになったんだろうな」――それくらいの感性だったからだ。


全力で走る彼女に、道行く人々が気さくに挨拶を返してくる。
「おはよう」とか「今日も元気ね」とか。

それ全てにAは、面倒くさがったような短い返事だけを返し、目的の場所に向かった。


季節は、もう冬だ。

走る度に肌が裂かれるようにヒリヒリして、手袋を纏った手で頬を押さえる。


「あ」――突然背後から声がして、Aはその場に立ち止まるとゆっくり振り返った。

そこにはマントを乱暴に纏う男が立っていた。

まるでフリーザのようなその人物は、長身でたくましい身体つきをしており、青い顔には黒いラインが入っている。


「また遅刻する気ですか、A隊長」

「おはようジーヴル。相変わらずアンタは私には冷たいわね」


Aがジーヴルと呼んだ相手は、少し困ったような顔をしながら「別に冷たくしたい訳ではないんですが」と答えた。


「毎日遅刻して、よく飽きないなー…と」

「これはね、飽きるか飽きないかの問題じゃないのよね」


そう良いながら、Aはまた風を切るように走り出した。
そんな彼女を後ろから見ながら、ジーヴルは「俺が飛びましょうか?」と助け船を出してくる。


「貴方一人くらいなら、普通に抱えて飛べますけど」

「…………」


ここで誰かに甘えていいのか?それで遅刻を回避して、自分は満足か?


答えは、決まっていた。




「…じゃあ、頼むわ」

「了解しました」


プライドにこだわって遅刻するなど愚の骨頂だ。

そう判断したAはジーヴルの好意を甘んじて受け入れたのだった。

管理施設とサイヤの若者→



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かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - あかさん» ありがとうございます!色々と不安があったのですが、安心しました!!マイカくんが可愛くて素敵でビックリです\(^o^)/イラストまで閲覧して頂き光栄です!ありがとうございました!! (2017年8月8日 14時) (携帯から) (レス) id: 87e86307e6 (このIDを非表示/違反報告)
あか - ありがとうございます!!( ゜д゜)、;'.・マイカ可愛すぎか!!(゜▽゜*)ジーヴルくんが普通にイケメン過ぎてビビりましたwwかぁびぃさんイラスト上手いっすねw (2017年8月8日 14時) (レス) id: 337ce1f3d3 (このIDを非表示/違反報告)
かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - あかさん» 丁重にありがとうございます\(^o^)/頑張りますね!! (2017年8月7日 6時) (携帯から) (レス) id: 87e86307e6 (このIDを非表示/違反報告)
あか - 取り敢えずおどおどしておけば問題ありませんwwありがとうございます!(゜▽゜*)w (2017年8月7日 4時) (レス) id: 337ce1f3d3 (このIDを非表示/違反報告)
かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - あかさん» ありがとうございます!!ジーヴルは淡々とした口調になるよう心がけてるので嬉しいです\(^o^)/マイヤくんですね、承りました!口調などに若干違和感を感じると思われますが、大丈夫でしょうか? (2017年8月7日 4時) (携帯から) (レス) id: 87e86307e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かぁびぃ(駄作者) | 作成日時:2017年8月6日 12時

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