サボり魔娘は真選組にてかなりユルユルの日々を送っています。 (ページ8)

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取り繕うのって意外に恥ずかしい。ページ8

｢御用改めである！真選組だァアアアアアア！」
｢御用改めでィ！真選組だァアアア！」

おーい君たち、かっこつけて言うのはいいけど
台詞被ってる被ってる。

｢くそっ・・構わねえ！
真選組であろうがあっちは３人だァアアアア！」

｢｢｢おおおおおおおお！」」

｢そっちの人数は多いが、こっちとは戦力が違うんだよ！
行くぞてめえらァアアアアアア！」

｢｢｢命令すんなァアアアア！」」」

チームワークゼロとは、こういうことを言うのだろう。

あっちと比べると、あまりにもひどすぎる。

だけど。

｢｢｢｢いけええええええええええ」」」」」

一斉にかかってくる敵。

３人の背中が自然に合わさる。

それぞれの刀がきらめいて。

さっきまで、志士が立っていた場所に、
３つの赤い花が咲く。

｢足引っ張んじゃねーぞ」

｢だれに言ってんですかィ？
もちろんAですよねィ。」

｢寝言は寝てからいってください。クソバカヤロー共。」

舞う血しぶきに飛ぶ肉塊。

明らかにこっちのほうが不利なのに、
戦況はこっちが有利。

……わかってはいたことだが、
やはり強さに、チームワークは関係ないらしい。