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「きゃああああああああ!!お巡りさーーーーーん!!!!」


朝起きて寝室のドア開けたら目の前にケモミミ生えた青年(変質者)がいた。


「え?!どうしたの?!何かあった?!」


「あんたのことよ!誰?!」


「………」


「無言やめて!打つわよ?!」


「えっ。それは困るなぁ…。あ。困らないか。」


ーえ。ドM?


青年は何かが浮かんだ顔をし、此方を見て人指し指をピッと何かを少し上に弾く動作をした。


「?!」


その瞬間、手に持っていたマイダーリン(スマホ)が宙に浮き、彼の手元にいっ「超能力者ーーーーーー!!やだーーーーーー!!」


「違う!俺は化け猫…あ。」


「厨二病ヤダーーーー!!」


「ほ、本当だって!ほらっ」


ぼふんっと音をたて煙が彼をつつむ。
なんだこの二次元感。ここ三次元よ。


「!!!!!」


「にゃあ。」


煙が消え、彼がいた所の下を見ると…
可愛い黒猫がいた。


「かわいい…」


思わず笑みがこぼれる。


<ぼうんっ>


「やっと笑ってくれた!」


「は、はぁ?」


「これも、俺の仕事?なんだ。」


「何よ仕事って」


チッ…可愛かったのに


「取り合えずご飯食べながら話そう?冷めちゃうよ」


「誰が見ず知らずの男が作った料理なんて…!」


ー驚いた。
テーブル上には、こんがりといい色に焼けたクロワッサン、香り豊かな珈琲、フルーツサラダ、カスピ海ヨーグルト、艶やかな目玉焼き…がセットされていた。


「…いや?」


「っ……しょ、しょうがないわね」


焼きたてクロワッサンに歯をたてる。
サクッと良い音と共に無塩バターの芳醇な香りが鼻をスッとぬける。


ーこんなに美味しい朝食初めて…
思わずほぅ…と息をはく。


「…仕事って?」


私は珍しく人の話を聞く気になった。

〃→←〃


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設定タグ:化け猫 , 名前変換オリジナル , 社畜   
作品ジャンル:ラブコメ, オリジナル作品
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作者名:マーウカッツェ | 作成日時:2017年10月9日 10時

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