【ﾃﾆﾌﾟﾘ】Because I do not matter【四天宝寺】2nd

episode3〜9〜 ページ11

生地が焼けるまでの間、白石と雑談することにした

貴｢なぁ、もしもの話やで
文化祭に立海が来たらどうする？｣

白｢んー、一応礼は言うとくな
神奈川から大阪まで来てくれたんやし｣

貴｢そうか。
そうやな、一応礼は言わなあかんよな……｣

白｢立海で辛いことでもあったんか？｣

貴｢軽い虐めにあっただけや｣

白｢は？｣

貴｢姉のことを叩いたって変な噂が流れて
謝れやらなんやら言われて暴力振られただけや｣

白｢辛かったやろな｣

貴｢でも柳先輩だけは味方だった
柳先輩が敵だったら今の俺は居らんかもな｣

白｢そうか……
語り足りんし今日は泊まってええか？｣

貴｢あー、うん。ええで｣

白｢おおきに、親に電話しとくわ｣

親か……
あの人たちは親じゃない
ただのゴミだ。
彼奴らゴミが言う罵詈雑言浴びて生きてきた
あんなゴミは生きる価値がない
さっさと消えればいいのにな

白｢OK貰ったで！｣

貴｢白石、吃驚するなよ｣

白｢は？｣

貴｢手ぇ貸してみ｣

白｢ちゃんと返せよ｣

と言いながら手を出す
その白石の手をとって

――ムニ

白｢っ!?｣

白石は真っ赤になりながら手をのける

そう、俺は無に近い自分の胸に白石の手を当てたのだ

白｢おまっ!?｣

貴｢そうだよ、俺は女｣

白｢マジかいな……｣

貴｢でもテニス部は辞めないよ｣

白｢何でや？｣

貴｢幸村達に仕返し背なあかんやん｣

白｢まぁ、俺はAが女でもテニス部に居ってええけどな｣

貴｢サンキュー｣

白｢それにしてもお前｣

貴｢なんや｣

白｢あんま胸無いな｣

俺は今顔が赤いだろう
怒りと恥ずかしさでだ

貴｢柳先輩にＣ位までしか大きくなんないって言われたわ｣

白｢俺が大きくしてやろか？｣

そう言いながら近づいてくる白石

貴｢やめ―――｣

―――チーン

貴｢き、生地焼けたみたいやで!!｣

白｢チッ……
せやな｣

貴｢何怒っとんねん｣

白｢別に｣

貴｢俺より身長小さいくせに、俺の胸に口出しすんな｣

白｢な!!｣

貴｢伸ばしてやろか？
セノ〇ックで｣

白｢お断りや!!｣

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