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分かってた。 ページ16
夢主side
『……っ』
分かってた。
出久くんが、私を好きじゃないことぐらい。
分かってた。
分かってたはずなのに。
彼の特別になれなかったことがこんなにも辛いことだったなんて知らなかった。
゛花咲先輩！ ゛
゛憧れちゃったんです、笑顔で人々を助ける、最高のヒーローに。 ゛
゛僕は、他の人より何倍も頑張らないとダメなんです ゛
思い出の中の彼は、常にヒーローのことでいっぱいだった。
ただ、ヒーローになることを目標に。
もしかして、私のこの気持ちは邪魔だった？
迷惑だったのかな？
『……伝えなきゃ良かったな。』
あなたは優しいから。とても優しい人だから。
゛ 嬉しいです、僕なんかを好きでいてくれて…… ゛
例え迷惑だと思っても、笑顔でそう言ってしまうんだ。
．
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勝天Runa - とても面白いです！更新頑張ってくださいね！！応援してます！！ (2021年3月16日 16時) (
レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：西村 | 作成日時：2021年3月9日 9時
