爆豪勝己が雄英に行った理由。【爆豪勝己】 (ページ1)

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待ってる。ページ1

夢主side

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爆豪｢早く好きになれや。｣

爆豪くんがそう言った。
抱きしめられているから、上手く顔が見えない。

『え、えっと……！……ぅ！』

私が話そうとすると、また強く抱きしめた。

『ま、まだ諦められないの……。』

私は勇気を振り絞って彼にそう伝えた。
すると、抱きしめていた腕が少し緩むのを感じた。
そして、爆豪くんは私の顔に自分の顔を近づけた。

『……ん』

反射的に目を瞑ってしまった。

『んｯｯ！』

彼が、私に口付けた。
そして、私を見てこう言う。

爆豪｢……俺だってテメェと一緒だわ。｣

爆豪くんも私のことを諦められない、そう言った。
その事よりも、キスをされた、ということしか頭に入っておらず、私の顔は赤く染っていた。

『で、でも……』

爆豪｢わかってる。｣

『え？』

私が話そうとすると、それを遮るように彼が口を開いた。

爆豪｢……だから、テメェが好きになってくれんの待ってンだろ。｣

彼は、私が彼を好きになるまで待つ、そう言った。

『……ぅん。』

こんなに思ってくれてたなんて思わなかった。
私は思わず俯いて小さく返事をした。

爆豪｢なんでテメェが照れとんだクソが｣

そう言って彼は私の頭を優しく撫でた。

．