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「母親は？おらんの？」
森「青蘭を産んですぐ亡くなりました。」
「...へぇ。琉生、大変やったやろな。」
森「毎日頑張ってました。」
「...。」
森「...あの。琉生さんからAさん宛に手紙を預かってまして。」
「手紙？」
森「どうやら貴女に殺されるのを覚悟していたようで。
もし姉さんに殺されたとしてもこの手紙は渡してくれ...と。」
「そう。」
森「その手紙を読んだ後でもかまいません。
青蘭の事、一度考えてみてくれませんか？」
森羅の言葉を聞き、Aは七人の方を見る。
全員が何かを考えているようだった。
「...わかった。ちょっと考えてみる。
返事はまた...。」
森「はい！では失礼します！」
森羅は頭を下げて店から去っていった。
「はぁ..。」
ARSENAL「どうすんねん。」
MAC「手紙。なんて書いてある？」
8人全員で手紙を読む。
[親愛なる姉さんへ。
急に手紙なんてごめんな。
この手紙読んでるいうことは俺死んだんやな。
俺を殺ったんはおそらく姉さんか。
まぁエエわ。姉さんに殺されるなら本望や。
ありがとうな。
で、なんでこの手紙を書いたかいうとやな。
俺には子どもがおる。名前は青蘭。
俺かて親になれたんやで？
まぁそれはえぇとして。
姉さんに、青蘭を育てて欲しい。
あの子を施設に預けるのは危険すぎる。
理由は本人に会えばわかる。おそらく姉さんなら。
あの子頼めるの姉さんしかおらへんねん。
青蘭をお願いします。 琉生。]
ACE「施設に預けられへん理由って何？」
MAC「うーん。」
GUM「会えばわかるって書いてあるけど。」
ARSENAL「...。」
JACKY「Aならって書いてあるで？」
JOHNNY「手紙読む限りAにしかわからん感じやな。」
TOPPO「なんやろね。」
「もしかしてこの子...。」
JACKY「A？」
「マック。」
MAC「どうした？」
「会うだけ会ってみてもええかな。」
MAC「...ええで。」
「ありがと。」
MACの言葉に戸惑うメンバーも何人かいたが、MAC自身にもA自身にも何か考えがあることを察するメンバー。
ARSENAL「···部屋、いるか？」
7人「え！？」
ARSENAL「なんや。いらんのか？」
「預かるとかまだわからんねんで？」
ARSENAL「どうせお前の事や。会ったら預かるわ。」
「...。」
TOPPO「会いに行くのは全員で？」
MAC「しかないやろ。」
GUM「でもびっくりせんかなぁ。」
JACKY「何がや。」
GUM「こんな、男ばっかさ。」
「大丈夫やろ。」
MAC「会うのは早い方がええ。」
「...。」
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作者名：慧梨 | 作成日時：2018年1月7日 2時
