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「流？」
流「んー？」
「こんなんどう？」
うちが手に取ったのは、トップの部分が無限大のモチーフになっていて、真ん中に天然石がちょこんとついてるタイプのモノ。
流「えぇやん笑」
「エイトの形！笑」
流「ほんまやな。」
「皆の色あるかな？」
流「今持ってるのは何色？」
「赤！すばる笑」
流「後はー、緑、青、黒？」
「ほんで紫とー黄色とーオレンジ！」
流「了解。探そ笑」
「ん笑」
そっから流星と離れて皆の色の石を探す。
「あ、章ちゃんの色見っけ♪信ちゃんのも笑」
流「おねぇ、黒と黄色見っけたでー。」
「たぁと隆くんも見っけた♪」
流「これで全員やね。」
「うん笑」
流「あ、これおねぇの石笑」
「わぁ！白や笑」
流「おねぇも皆と同じの持ちたいやろ？」
「ありがと。」
流「ええよ、これは俺が出すわ笑」
「いいって！」
流「だぁめ。」
流星が持ってるネックレスを取ろうとジャンプするけどいかんせん流星の方がうちよりおっきいわけで……
「くっそ！届かへん……」
流「ちっさいもんな笑」
「やかましわ。自分で買うから貸して！」
流「もー、諦めて大人しく買ってもらっときなさいよ笑」
「むぅ。」
流「はい、いくでー。」
「もー。」
流「これお願いします笑」
店「ありがとうございます。」
「お願いしまーす。」
店「あれ？Aと流星やん笑」
「おわっ！たっくんや！」
汰「久しぶりやな。」
流「汰青くんやん。」
汰「お前、でかなったなぁ。」
流「そらなぁ笑」
汰「Aは相変わらずちっさいな笑」
「おい、たいせーコラ。」ﾍﾞｼｯ
汰「いたっ！お前元カレ殴んなや。」
「うっさいな笑」
この人はうちの高校の先輩で元カレの汰青くん。通称たっくん。
この人も顔綺麗やからモテてたんよなぁ。
「ここたっくんの店やってんね。」
汰「おぅ。Aこんなん好きやったやろ？」
「好きやで笑」
汰「こういう仕事しよったら会えるかなって思ってな。」
流「何？汰青くん、おねぇのことまだ好きなん？笑」
汰「まぁ一方的に振られたからな？」
「たっくん、わかったって言ってたやんか！」
汰「あんなもん強がりに決まってるやん。
俺まだAんこと好きやで。」
「……アホちゃう。今さら。」
汰「言うと思ったわ。やから元に戻ろうとは言わへん笑」
「言わんといて笑」
汰「俺居てるし、また買いにおいで笑」
「うん！ありがと！」
そう言ってショッピングモールを出て車に乗る。
流「帰んで？」
「ん笑」
まさかの元カレの店やったけど目当ての買えたからえぇか。
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作者名：慧梨 | 作成日時：2019年11月1日 3時
