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章「A、就職関連でいるもんないの？」
「そやなぁ。スーツ買わなあかんわ。」
章「面接とかパスしとんやからいらんやろ笑」
「あ。そっか。」
Aは今通ってる専門学校出た後、ジャニーズグループのグッズを作ったり販売したりする会社に内定が決まってる。
要するにマーケティング業務。
信ちゃんいわくちょっとでも世間様のこと知ってもらいたいらしい。
まぁ？在宅ワークやから基本的に家からは出ぇへんねんけど。
高校の時なんてバイトすら許さんかったくせに笑
章「でもAは良かったん？」
「何がぁ？」
章「会社。全部俺らが決めてもたやん？」
「全然ええよ。イベント考えんのとか好きやし。」
章「ならええけど、もし無理してるんやったらさ。」
「大丈夫やで笑」
見た感じ無理はしてなさそうやな。
信ちゃんが無理にいれたもんやからもしかしたらって思ったけど。
章「まず、パソコンやんな。」
「うち財布持って来てへん。」
章「そのくらい買ったるよ。て言うか信ちゃんに色々揃えたれ言われとるし笑」
「そうなん？」
章「うん。その分のお金も預かっとるから。」
実は家から出る直前に信ちゃんから
“Aの就職関連でいるもん全部揃えたれ。”
って言われてお金預かっとんねん笑
「ほんま甘やかすわぁ笑」
章「そんなん昔からやんか笑」
「自分で買わな意味ないやん笑」
章「ええやん。甘えとき？信ちゃんはAを甘やかしたいねんて笑」
「んぅー。わかったぁ。」
信ちゃんだけやないけどな。
他もそうやと思うわ。
こんなこと思てる俺もやし笑
章「よっしゃ、着いたで。手ぇ繋いで行こか笑」
「んふ笑」
章「なにぃさ笑」
「いや、なんか章ちゃんが彼氏みたいやなぁって笑」
章「えー？笑」
「章ちゃんの彼女さん幸せやろなぁ。」
章「そうかなぁ。」
「やって守ってくれるし、カッコいいし？可愛いとこもあるし笑」
章「褒めすぎやってぇ///」
「章ちゃんの彼女さんが羨ましいわぁ。」
そう言いながら俯くA。
今何考えてるん？
章「俺は、Aが彼女なってくれてもええんやで？」
「釣り合うわけないやん。こんなクソガキ笑」
章「クソガキて笑 俺お嬢の事クソガキとか思ったことないで。」
「ありがと。お世辞でも嬉しい笑」
お世辞じゃないんやけどな……。
俺はほんまに可愛いと思っとるし、ひとりの女の子として見てる。
もちろんできることなら彼女にとも思ってる。
これは俺だけじゃない。
多分他の皆もそう思ってる。
信ちゃんとか�圓舛腓呂錣�らんけど。
章「本間やねんけどなぁ。」
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作者名：慧梨 | 作成日時：2019年11月1日 3時
