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Aを寝かせてすぐに、弟を連れたマルが入ってくる。
隆「お嬢？ハルくん来た………春「Aちゃん！」
隆「おい！笑」
「ハルぅ……」
春「大丈夫やからね？」
「ん。」
春「ちょっとだけ診察させてな？」
「あい。」
春「今、熱どれくらいですか？」
忠「8.9。」
春「熱高いなぁ。
大倉さん、Aちゃん座らせてあげてください。」
忠「うん。」
「たぁ……。」
忠「おるよ？」
「ん。」
忠「後ろから支える感じでええ？」
春「はい。
Aちゃんしんどいとこごめん、胸の音聞きたいから服の中へ手ぇいれるよ？」
「んー。」
聴診器をAの胸元に当てながら少し難しい顔をする春翔。
春「……なぁ、おにぃ。Aちゃん、喘息とか持ってたりすんの？」
隆「持ってる。」
す「音悪いん？」
春「うーん、ちょっとなぁ。」
す「大丈夫そうか？」
春「熱も高いし。
もしかしたら今日の夜とか発作起きるかもしれん。」
す「マジか。」
春「ほんまは入院がええんやけど。Aちゃん、病院大っ嫌いやろ？」
す「せやねんなぁ。あかんねん。」
春「やろ？」
隆「なんとかならへん？」
春「とりあえず色々持っては来てるけどやで。」
す「点滴とかってこと？」
春「うん。」
「点滴イヤや！」
忠「あ、聞こえてた。」
春「すばるくーん……。」
す「ごめんやん。」
「りょーは？」
亮「どーしたー？亮おるよ？」
「ここおって。」
亮「わかった笑」ﾅﾃﾞ
春「Aちゃん。」
「ん？」
春「点滴イヤかもやけど、熱下げるのにやらしてくれへんかなぁ？」
「………や。」
春「亮ちゃんなんとかして。」
亮「俺っ？！」
春「亮ちゃんの言うことやったら聞きそうやから。今、信五くんと横山くん居ないんやろ？」
亮「んー。まぁやってみる。」
春「うん。」
亮「A？点滴してみぃひん？俺も大倉も傍におるからさ。」
「すばる……。」
亮「すばるくんもマルもおるで？やから頑張ろ？」
す「おるで。」
隆「俺もおるよ？」
「皆おる？」
亮「おるよ。やから頑張れる？」
「……………がんばる。」
亮「えらいな。」
忠「A？」
「ん。」
忠「頑張ろな？」
「ん。たぁ。」
忠「ん？」
「じゅーす。」
忠「スポドリでええ？」
「うん。」
忠「亮ちゃん達が買ってきてくれたやつ飲もか。」
「うん。」
忠「マルごめん。ストローさしたって？」
隆「はいなー。」
す「春翔、お前今日は泊まれるか？」
春「大丈夫。」
す「頼むわ。」
春「了解。」
まぁ春翔が泊まってくれるなら安心やな。
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作者名：慧梨 | 作成日時：2019年11月1日 3時
