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ご飯を食べ終わってからすばるくんが音羽を寝かしつけに行ってくれたから私は、片付けをする。
「あ、すばるくんインフルうつったりしないかな？」
確かすばるくんは予防接種は受けてたと思うんだけど。
す「音羽寝たでー。」
「はぁい。すばるくんコーヒー飲む？」
す「飲むー笑」
そう返事をしてソファに座るすばるくん。
「ねぇ？」
す「ん？なんや？」
「すばるくんインフルの予防接種受けてるよね？」
す「受けたで？なんで？」
「いや、ほら。音羽の寝かしつけとかしてくれてるじゃない？だからうつっちゃわないかなって。」
す「あー、大丈夫や。うつらんよ笑」
「ほんと？ならいいんだけど。」
す「俺よりAやって。音羽と一緒におる時間長いやん？」
「確かにバイト辞めちゃったからずっと家にはいるけど。」
す「せやろ？俺は仕事終わって帰って来たら音羽寝てる時間やから。ライブとかやったらおらんし。」
「うん。」
す「やからAの方が心配かな、俺は。」
「はい、コーヒー。」
す「ありがと。……ここおいで。」
そう言いながら自分の足の間を指差す。
「ん。」
す「いらっしゃい笑」
言われた通り足の間に入ると後ろから抱き締めてくれる。
す「ほんま可愛いな。」
「どうしたの？笑」
す「ん？3年離れたからさみしなってん笑」
「ふふっ。なにそれ。」
す「まじで寂しかったんやぞ？俺の人生終わったと思ってんから。」
「ごめん。」
す「出来たなら言うてくれたら良かったのに。」
「だってあの時すばるくんたち大事な時期だったじゃない。そんなこと言えないよ。」
す「俺あんときお前にプロポーズしよ思ててんで？指輪も用意してたのに。」
「そうなの？」
す「そやのに別れるとか。まじで死んだろか思たからな。」
「そんなに？」
す「Aが俺の傍に居らん人生とかおもんないもん。生きとってもしゃあない思てたし。」
「でもちゃんと生きててくれたんだね。」
す「ヒナとヨコに絶対死ぬな。言われたもん。」
「そうなんだ。」
す「生きとったらまたAに会えるやろ。
死んだら一生会えんくなるぞ、それでもええんか？！言われてん。」
「二人らしいね笑」
す「やろ？笑 めっちゃ怖かったんやから。」
「でもそのおかげで私はまたすばるくんに会えたんだよ？」
す「せやな。俺もあの時死なんで良かったわ。
大事なやつにもう一回会えたし。」
「ん。」
す「これからはずっと一緒に居るからな。
もう絶対手放さへん。」
そんな言葉を呟くすばるくん。
今日はほんと甘いなぁ。
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作者名：慧梨 | 作成日時：2018年5月18日 4時
