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ここ一週間くらい微熱が続いて、女の子特有のものも2か月前から無い。
「できちゃったかなぁ。」
これは単なる私の考えすぎかもしれないけど、今まで無いなんてこともありえなかったからちょっと不安。
「病院行こうかな。気のせいであって欲しいんだけど。」
すばるくん達今が一番大事なんだよね。
今妊娠してるなんて言われると別れなきゃいけなくなる。
きっとすばるくんは喜んでくれるだろうけど。
「病院行こう。」
そう思い家から出ると扉の前に隆平君がいた。
「わっ！隆平くん。」
隆「はいな笑 丸ちゃんやで。」
「どうしたの？すばるくんなら信五くんとお出かけしちゃったよ？」
隆「そのすばるくんから頼まれたの！」
「え？」
隆「Aちゃんが体調悪いみたいやから病院ついてって言うて。」
「もー。ほんと心配性なんだから笑」
隆「ええやないですか。大事にされてる証拠ですやん笑」
「ほんとにもう。」
隆「で？どんな感じですのん？」
「んー。ここ一週間ほど微熱が続いててね。」
隆「ふむふむ。」
「で。こんなこと隆平くんに言ってもいいのかわからないけど...。」
隆「ん？」
「女の子特有のものが2か月前から止まってて。」
隆「Aちゃん。もしかして...。」
「まだわからないんだけどね。もしかするとって。」
隆「そっかぁ。」
「今すばるくん達が大事な時期なのわかってるから。」
隆「もし赤ちゃんできてたらどうするの？」
「すばるくんと別れる。それで私一人で育てる。」
隆「そんなん。」
「いいの！すばるくんたちには迷惑かけられない。」
隆「すばるくん喜ぶと思うんやけどなぁ。」
「分かってる。すばるくんならきっと喜んでくれることも分かってるの。」
隆「ほな...。」
「いいの。もう決めたから。」
隆「...。」
「隆平くん、病院ついてきてくれるんでしょ？笑」
隆「あ。うん。」
「じゃあお願い。」
隆「うん。じゃあ行こうか。」
もし出来ていたら...。
私は笑顔ですばるくんから離れよう。
子供が出来たなんてことは言わずに。
これで別れても何年かたってまた会えるなら。
その時にあなたの子供だよ。ってちゃんと伝えるから。
隆「Aちゃん？」
「ん？」
隆「大丈夫？」
「大丈夫だよ？」
隆「そう？」
「うん。」
そんな話をしていると病院に着く。
隆「着いたよ。行こか笑」
「うん。」
隆「俺受付行ってくるから待ってて。」
「うん。ありがと。」
隆「産婦人科でええよね？」
「そうだね。」
隆「了解。行ってくるね。」
「ありがと。」
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作者名：慧梨 | 作成日時：2018年5月18日 4時
