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9話 ページ9

「壱番隊に入りました!一宮Aです!!
 よろしくお願いします!」


「こいつ俺と場地の幼馴染だからさ、仲良くしてやってくれ」



集会最後に三ツ谷が作った特服を着て前に出る

マイキーの言葉に隊員はよろしくお願いしますと頭を下げてくれた




「(ていうか武道メンバーじゃなかったんだ…」


すみで立っている武道をちらりと見る

 

ココが東卍かは分からないけどって言ってたけど、


まぁココだしと思ってたらまさかだった



メンバーじゃないのにマイキーの横にいるなんて

何があったんだろ



「お前見すぎ」


「え?いたッ」


急に場地に話しかけられたと思ったら

視界が武道から場地の怒り顔へと変わった



ていうかいつのまに居たんだ…



「そんなにあいつがいーんかよ」


「そういう問題じゃないから」




それを言ったら、一虎を選んだあんたに聞きたい

場地の1番はどうせ一虎なんでしょ



ぐーっと伸びをすると、隣にいた場地はまた部下に呼ばれていった

私が入って早々だが明日は壱番隊の出動らしい

隊長である場地は集会が終わった後も忙しそうだ




「明日は喧嘩だってのに随分余裕そうだな」


「三ツ谷!服ありがとね」




裾大丈夫そうだな、っと言ってズボンの丈の長さを見る


屈んだ三ツ谷のつむじを見ていると、何だかうずうずして私も座り込む





「あのさ、なんで武道ってマイキーに気に入られてるの?
 ドラケン助けたから?」


「いや俺もそんな知らねぇけど…喧嘩賭博で拾ったらしいぜ
 つーか幼馴染なんだから本人に聞けよ」


「三ツ谷的に武道どう思う?」


「ちょっと待て、お前場地じゃねぇの?」


「ドラケンからも意見聞くべきか」



えーっと頭を抱える三ツ谷を無視してドラケンを呼ぶ


何してんの?っというドラケンにいいから!っというとしぶしぶ座った




「ドラケン的に武道どう思う?」


「どう思うって…Aは場地だろうが」


「だからそれもう良いんだってば」


「あいつ彼女いるぞ」


「知ってる」


「…ちょっと待て今考える」


「あのねぇ、これ恋愛相談してるわけじゃないから」




頭を抱えるドラケンと三ツ谷にデコピンをくらわせる


ていうかなに、私は場地って思われてるの?

武道が気になってるわけでもないから



未だに気まずい顔をする2人にはぁっと深くため息をつく


この2人は察しが良すぎて一周してるわ





「マイキーが!!東卍じゃない子をそばにおくの珍しいなって思ったの!」

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餃子(プロフ) - 微生物さん» 了解しました!ご指摘は有り難い事なので言って頂けて嬉しかったです(^^)励みになりました!頑張ります! (2022年4月9日 12時) (レス) id: 62fd12ab2d (このIDを非表示/違反報告)
微生物(プロフ) - 早めの対応ありがとうございます!設定タグの方も「馬地」になってますので訂正お願いしたいです。何度もご指摘すみませんm(_ _)mこの作品結構好きなので今後も更新頑張って下さい (2022年4月7日 22時) (レス) id: f2927e6a43 (このIDを非表示/違反報告)
餃子(プロフ) - 微生物さん» うわ本当だ!ご指摘ありがとうございます、すぐになおします! (2022年4月7日 20時) (レス) id: 62fd12ab2d (このIDを非表示/違反報告)
微生物(プロフ) - 「馬地」ではなく「場地」ですよ (2022年4月6日 18時) (レス) id: f2927e6a43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:餃子 | 作成日時:2022年2月9日 14時

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