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40話 武道side ページ40

「えぇ?!会ったんですかAさんと!」


「あぁ。でも何があって一虎と…」



相変わらずシャワーハットを被って髪を洗うドラケンくんの隣で、俺は思わず大声を出してしまった


幸い誰もお客さんがいないから良かったけど

でもこんなん大声だすって



「芭流覇羅に入ってる。つーことで俺たちとは敵になるんだ」


「俺はAと戦いたくない」


「マイキーと場地がそうでも、幼馴染だからって理由じゃ示しがつかねぇだろ!」


「わかってるって。だから考えてんじゃん」



俺だってやりづれぇわ



そう呟くドラケン君もなんやかんや心配してるんだろう

マイキーくんの隣に腰を下ろしたドラケンくんに続いて俺も湯船に浸かる


場地くんどうだったんだろう

俺だったらヒナが他の男とお揃いってだけでも泣きたくなるのに



「納得いかないなら説得するしかないんじゃないスか?」


「そーは言っても家とか知らねぇし…」


「でもここら辺に住んでるってことですよね!
 見かけたっていう公園に行ってみるとか」


「おぉ!それいいな!」


「闇雲にも程があるだろ…大体会ってなんて言うんだよ」


「とりあえずじぃちゃんとエマにA会わせて〜…
 そっから俺の側に置いとく」


「場地にも言っとけよそれ」


「大丈夫だって。場地は俺たちの仲に文句言う奴じゃない」


「本当かよ」




そういえば前回姉弟ってこと言わずに終わったんだったな


今回も言わないのかな?

こういう身内の話に他人が首入れるのも変か…



「んじゃとりあえず場地呼んでファミレスな」


「場地くん暇だといいですけど」


「絶対暇だって!」


「どこからその自信はくるんスか…」




銭湯を後にした俺たちは、ファミレスに入り早速場地くんを呼び出した

数分後、不貞腐れた顔でやってきた場地くんにほらなっと自慢げにマイキーくんは笑った


「A探すってどーゆうことだよ」


「そのまんまだって。失恋したからって不貞腐れんなよ」


「ばッ!失恋してねぇわ!!大体こいつは何だよ?!」


「俺はAさんと同じ学校の後輩で…ッ
 さ、探すのお手伝いできるかなと…」



怒りの矛先を急に向けられ驚いて返事をする

場地くんって読めないからちょっと怖いんだよなぁ



あー千冬…早く出会いたいぜ…



「半間の件といい、いつかは芭流覇羅とやりあう
 でもAがいる限りお前がやりづらいだろ」


「…別に。俺が勝手に想ってただけだし」

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餃子(プロフ) - 微生物さん» 了解しました!ご指摘は有り難い事なので言って頂けて嬉しかったです(^^)励みになりました!頑張ります! (2022年4月9日 12時) (レス) id: 62fd12ab2d (このIDを非表示/違反報告)
微生物(プロフ) - 早めの対応ありがとうございます!設定タグの方も「馬地」になってますので訂正お願いしたいです。何度もご指摘すみませんm(_ _)mこの作品結構好きなので今後も更新頑張って下さい (2022年4月7日 22時) (レス) id: f2927e6a43 (このIDを非表示/違反報告)
餃子(プロフ) - 微生物さん» うわ本当だ!ご指摘ありがとうございます、すぐになおします! (2022年4月7日 20時) (レス) id: 62fd12ab2d (このIDを非表示/違反報告)
微生物(プロフ) - 「馬地」ではなく「場地」ですよ (2022年4月6日 18時) (レス) id: f2927e6a43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:餃子 | 作成日時:2022年2月9日 14時

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