36話 場地side ページ36
「なんか今日少なくねぇか？」
集会の時間はとっくに過ぎているのに、何故か人が少ない
俺の隊も何人かいないし三ツ谷の方も人数が合わないとマイキーに報告に行くと、ドラケンはふぅっとため息をついた
「どうするマイキー」
「ん〜…日を改めるか今日やっちまうか…」
「あ、悪ぃ。ちょっと電話出てくるわ」
唸るマイキーを背に席を外す三ツ谷を目で追う
三ツ谷の家は妹いるし早く帰らないとだよな…
にしてもまばらすぎね？
もし集会無くなったら、今日お袋居ないしドラケンでも誘って飯行くか
そんなことを考えながらぼーっとしていると、急に肩が重くなり振り返る
「なんだよ三ツ谷、」
「東卍が襲撃されてる」
「は？」
「ゲーセンがある商店街のとこで乱闘してるって」
「今日人が少ねぇのはそういうことか」
よしっと立ち上がったマイキーに、俺たちは顔を合わせる
売られた喧嘩は買うしかねぇ
誰も口にしなくとも殴り込みに行くことは全員分かっていて、俺は無意識に袖を捲った
「それで？どんな奴なんだよ」
「これだけやられてたら相当な人数かもな」
「いやそれが…」
全員が喧嘩に胸をはずませてるなか、ずっと雲行きが怪しい三ツ谷
なんだ？そんなに強いのか？
何度も口を開きかけてはぎゅっと口を閉じる三ツ谷に、負けると思ってんのか？っと聞くと三ツ谷は小さく息を吸った
「首に虎の刺青がある…らしい」
「それって…ｯ」
「でも女みたいでさ。なんつーか…こう…」
「何だよ写真でもあんのか？」
「いやねぇけど…あーもう！！急かすな！ちょっと待てって！」
口をグッと抑える三ツ谷に手を振り払われ、俺の手は宙を舞う
いやいや今この状況で待つ方が可笑しいだろ
仲間がやられてるんだぞ？
カチンときた俺は再び三ツ谷に手を伸ばしかけたが、その手はドラケンに止められる
「三ツ谷、もう隠せねぇよ話そうぜ」
「あ？何の話だよ」
「昨日たまたま見たんだよ。Aを」
「…は？」
Aって…え？あいつ？
こっちに帰ってきてるのか？
久しぶりに聞いた名前に俺の心臓は驚くほどに早くなる
ちらっとマイキーを見るとあいつも驚いてるようで、俺たちは次に出る言葉を待ち構えた
「首に虎の刺青があって、髪の毛も染めてたけど…
でもあの顔はAに間違いない」
「なんだよ、それ…」
なんであいつが虎の刺青入れてんだよ
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餃子(プロフ) - 微生物さん» 了解しました！ご指摘は有り難い事なので言って頂けて嬉しかったです(^^)励みになりました！頑張ります！ (2022年4月9日 12時) (
レス) id: 62fd12ab2d (このIDを非表示/違反報告)
微生物(プロフ) - 早めの対応ありがとうございます！設定タグの方も「馬地」になってますので訂正お願いしたいです。何度もご指摘すみませんm(_ _)mこの作品結構好きなので今後も更新頑張って下さい (2022年4月7日 22時) (レス) id: f2927e6a43 (このIDを非表示/違反報告)
餃子(プロフ) - 微生物さん» うわ本当だ！ご指摘ありがとうございます、すぐになおします！ (2022年4月7日 20時) (レス) id: 62fd12ab2d (このIDを非表示/違反報告)
微生物(プロフ) - 「馬地」ではなく「場地」ですよ (2022年4月6日 18時) (レス) id: f2927e6a43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：餃子 | 作成日時：2022年2月9日 14時
