その15 ページ16
本当は気づいていたのかもしれない
冬弥はきっと、ストリートでもうまくやっていけるだろうと
「ーーー♪！！」
でも、反則じゃない？？
この4人だったら…
あんな笑顔をみたら…
「彰人に出会って欲しくなかったなぁ…」
私が完全に悪者になるじゃない。
・
「お疲れ様！！みんなかっこよかったよ！」
「ありがとうA！あ、この子が前言ってた相棒のこはねなんだけど！」
イベントが終わり、ようやく出てきた4人を公園で待っていた
「Aちゃんは前まで宮益坂に居たんだよね？
芸能科だったけど同じ学年だから知ってて…」
「え？こはねちゃん宮益坂なんだ！！」
杏の相棒のこはねちゃんと話すも、頭の中は悔しさでいっぱいだ
冬弥よりも彰人の顔が見れない…
「んで、お前今日どうだったんだよ」
「なにが？」
「なにがって…お前何しにきたんだよ」
急に話を振られてどきりとするも、かっこよかったよと返す
不服そうな彰人に対して、私は視線をすぐに逸らす
そんな私たちを見た杏はにやりと笑い耳打ちしてきた
「2人で帰りなよ」
「え、なんで？！」
「彰人はたぶんもっと褒めて欲しいと思うよ〜？」
そんなわけあるかいと言うも、杏はお構いなしに話を進めた
「んじゃ、彰人はAのことよろしくね」
「おい待て！今後のスケジュールとかまだ話あるだろ！」
「あ〜今日は疲れたからまた明日にしよ！じゃ！」
颯爽と帰って行く3人の後ろ姿を眺めていると、ふとこの前も公園で2人きりになったなと思い出す
あの時のことは衝撃的すぎて分からないわ…
「もう3人行っちゃったし、2人で帰りましょ」
「はぁ…なんで俺が」
いや落ち込んでいる場合じゃないわ
冬弥の才能がもっと開花する前に連れ戻すまでよ
「彰人今日かっこよかったよ！」
「俺より冬弥はどうだったんだよ」
「冬弥はいつも可愛い」
「そうじゃねぇ、歌の話だ馬鹿」
馬鹿って何よ？！
冬弥はいつも可愛いで正解でしょうが
「クラシックやってたからまぁ音程はバッチリだったわね
でも、私の考えは変わってないわ」
「ちっ…そうかよ」
口が裂けても良かったなんて言ってあげない
調子に乗りそうだもん
「にしてもあんたの才能がないって話…騙された」
何が才能がないよ
全然伸び代があるじゃない
同情ならいらなかった
結局才能がないのは私だけ
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餃子(プロフ) - すみません通知溜まってるし第一章は終わっているので全く見てませんでした、、、コメント見て表現は編集したのでまた読みにくかったら言ってください (2022年3月16日 14時) (
レス) id: 62fd12ab2d (このIDを非表示/違反報告)
八戸 - 確かに汗とかないほうが読みやすいかもです…。（）つけてみるのもありかもです！ (2022年3月15日 21時) (レス) @page2 id: 31c5d0f724 (このIDを非表示/違反報告)
Y(プロフ) - 汗とか怒とかの感情書かない方が正直読みやすいです… (2022年2月28日 2時) (レス) @page16 id: 6135a2eb1f (このIDを非表示/違反報告)
餃子(プロフ) - リオットさん» とってもコメント遅くなって申し訳ありません、、！！コメント嬉しいです(^^)頑張ります！ (2022年1月4日 16時) (レス) id: 62fd12ab2d (このIDを非表示/違反報告)
リオット - 凄く好きな小説でした。ありがとうございます。更新頑張ってください。 (2021年12月10日 22時) (レス) @page44 id: 5c3b65f0f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：餃子 | 作成日時：2021年8月22日 21時
