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その14 ページ15

「弟くんのこと狙ってるんだって?
 A可愛いし絶対いけるよ!」



「ありがとう、どこが可愛いか詳しく聞いていい?」




杏の紹介で瑞希と友達になった


前のめりに話す私に瑞希は大笑いし、久々に笑ったと言う




「いや〜こんなに熱烈だなんて、弟くんもすみに置けないね」



「私も最初驚いたよー!彰人って正直…ね?…」





うんうんと頷く杏と瑞希に私はあーっと苦笑いする


やっぱり彰人ってモテないんだ←





「でもモデルってだけで食いつき良さそうだけどね」



「猫被ったけどダメだったー」




3人でどうしようかと考えていると、扉の向こうから名前を呼ばれる




「Aちゃん、青柳くんが呼んでるよ」


「冬弥?…あ、冬弥!!」




クラスメイトに言われ、すぐさま手を振ると教室に入ってきた




「暁山もAと仲良かったんだな」


「どうしたの冬弥?…と、彰人もいる」


「いちゃ悪ぃーかよ」





彰人そっちのけで冬弥に笑顔を振りまくと、冬弥は元気そうでよかったと微笑んだ




「今度のイベント、Aに来てほしくて」


「イベント?」


「あ、ちょうどいいじゃん!私たち最後に歌うから来てよ!」




フライヤーを渡され、見てみると日付は明日になっていた



明日か…ま、どーせ指動かないし良いよね





「瑞希も行こうよ」


「えぇ?夜は美容の大敵だよ?そんな夜遅くに出歩けないよ〜」


「19時はまだ起きてるでしょ絶対」




もーっと怒る私に瑞希はごめんごめんと悪びれなく笑った



「ま、別に一人でいけるけど…いいわよ、明日ね」


「良かったね!彰人!」


「なんで俺なんだよ」




杏の言葉に不意を突かれた彰人とバチりと目が合う



「楽しみにしてるよ〜彰人くん」


「へいへい」


「2人とも仲良くなって安心した」


「どこが?!」




冬弥にすぐさまツッコむ彰人に私は苦笑いする


冬弥は私たち2人が仲良くなることを望んでるみたいだけど





「「(こいつのこと嫌いだし…」」





お互い嫌いあってること知らないんだろうな




「じゃあ私たち気合い入れて練習しなきゃね!」



「どのイベントにも気なんか抜いたことねぇよ
 いつだって本気だ」



「弟くんかっこいい〜!!」



「だからそれやめろって…ッ!」





3人の女子と相棒にからかわれ、げっそりした顔で自分の教室へ帰っていった






冬弥と杏の歌声聴くのも楽しみだな

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餃子(プロフ) - すみません通知溜まってるし第一章は終わっているので全く見てませんでした、、、コメント見て表現は編集したのでまた読みにくかったら言ってください (2022年3月16日 14時) (レス) id: 62fd12ab2d (このIDを非表示/違反報告)
八戸 - 確かに汗とかないほうが読みやすいかもです…。()つけてみるのもありかもです! (2022年3月15日 21時) (レス) @page2 id: 31c5d0f724 (このIDを非表示/違反報告)
Y(プロフ) - 汗とか怒とかの感情書かない方が正直読みやすいです… (2022年2月28日 2時) (レス) @page16 id: 6135a2eb1f (このIDを非表示/違反報告)
餃子(プロフ) - リオットさん» とってもコメント遅くなって申し訳ありません、、!!コメント嬉しいです(^^)頑張ります! (2022年1月4日 16時) (レス) id: 62fd12ab2d (このIDを非表示/違反報告)
リオット - 凄く好きな小説でした。ありがとうございます。更新頑張ってください。 (2021年12月10日 22時) (レス) @page44 id: 5c3b65f0f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:餃子 | 作成日時:2021年8月22日 21時

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