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Chapter 43 ページ8

「季節外れのハロウィンパーティー?」


ベルモットが乱雑にばら撒いた封筒に綺麗な飾り文字でそう書かれてあった


「そう、とある映画が主催するイベント」


何気なく裏に返して宛先を見た時固まった


「そこに貴方ご贔屓の工藤新一とクラスメイトを招待するの」


ベルモットの赤いルージュが三日月のように弧を描いた。


落ち着け。焦るな。


「ふーん。シェリーの一件にカタをつけるのか。
だとしたら一人招待状が不要な人物がいるんじゃないか?」


だって彼はもう私が処分したのだから。と工藤新一という名前が踊る招待状を片手で持ってひらひらさせる


それを見たベルモットがアメリカのホームドラマよろしく肩をすくめた


「あら?気づいていないと思っていたの?
私は彼の母親と友達なのよ。
彼の幼少期の写真くらい見せてもらったことがあるわ」


それにシェリーの居所も


まあ、貴女が彼を庇ったのは意外だったけど



「貴方、これがバレたらヤバイわよ。
自分の命とシェリー。
どっちがほしい?」


片手で招待状を。もう片方の手でピストルを形作るとそれを私の胸の上にあてた


やられた……


私は諦めてハンズアップした。


人間、誰でも我が身は可愛いものだ


「で、私にはどうしてほしいの?
生憎、蘭に危害が及ぶようなことはやりたくないんだけど。
それは貴方も同じだろ?」


「安心しなさい。私の狙いはシェリーだけ。
貴方にはこれに参加しなさい。
勿論顔を隠して」


スッとダーツのように投げられた招待状を見てギリッと歯を噛んだ

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(プロフ) - 恋歌さん» 了解です!頑張ります (2018年7月11日 15時) (レス) id: 3f15d9f557 (このIDを非表示/違反報告)
恋歌 - リクエストで赤井さんとの絡みが見たいです! (2018年7月11日 6時) (レス) id: 7c9896d2be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年7月7日 11時

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