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title-６４ ページ12
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｢やっ…やだ…！｣
真央ちゃんが目の前で倒れ込んだ里佳子さんを抱きかかえる。
｢なんで前に出てきたのよ…！？｣
｢…ま、真央に、｣
───犯罪なんて、させれないから。
里佳子さんが手を伸ばし、真央ちゃんの頬に触る。
｢真央、あんたは…、ずっと私のコアだった｣
｢里佳子さん…！｣
｢絶対生きなさい、生きて、絶対私を撃ったこと言わないって約束して。私は…真央に、普通に生きて年をとってほしい…｣
里佳子さんの腕が、
だらりと垂れた。
｢里佳子さ…やだ、いやだよ、、、｣
泣きながら里佳子さんを揺さぶる真央ちゃん。
ああ、なのにこいつは、
どうして笑っている。
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｢こいつ！！｣
叫んだのは私。
でも走って、襲いかかったのは、
───勝村さん。
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革ベルト
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作者名：(にゃん) | 作成日時：2016年4月25日 13時
