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｢Aちゃんにそう言って貰えると、僕嬉しいなぁ｣
勝村さんがそろっと手を伸ばして、私の頭を撫でる。
この感覚が、私は凄く好き。
｢だって私は、…あ｣
勝村さんの腹が、着ているシャツ越しから赤黒く染まっていた。
｢大変……、手当しないと｣
｢あー、見つかっちゃった。銃で撃ったところをモロに木刀で打たれて、傷口が開いちゃったんだ。止血はしてるから、大丈夫｣
｢嘘だぁ…、とりあえず、Stray Catに行きましょう｣
｢無理だよ、僕には戻れない｣
でも貴方は、 戻るために関本さんと戦ったんでしょ。
｢大丈夫です。山猫さんが、居ます｣
勝村さんの話題を出したときの山猫さんの切なそうな顔。
山猫さんは、勝村さんを大事に思ってると、私はわかってる。
勿論、里佳子さんも真央ちゃんも、理解してくれる。
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革ベルト
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作者名：(にゃん) | 作成日時：2016年4月25日 13時
