#14 ページ14
私の首輪にリボンを巻いてくれている焦凍の髪が、私の顔に触れ、
いつもより距離が近いせいか、久しぶりに会ったからかは分からないけれど、
私の心臓は鼓動を早め、聞こえてしまうんじゃないか、と少し恥ずかしかった。
焦凍の髪、本当に綺麗に赤と白で分かれてるんだ、と髪に触れれば、
手元が狂うからやめろ、と怒られてしまった。
｢出来たぞ。｣
と声が掛かったので、バッグから鏡を取り出し確認すると、私の首元は赤と白で綺麗に飾られていた。
｢わ、すごい！焦凍って器用なんだ。
赤と白だから、焦凍の色だね。｣
勝己の色を覆い隠す焦凍の色が、私の首元から久しぶりにオレンジを失くした。
｢あんま可愛いこと言うなよ。ただでさえ、今日いつも以上に綺麗で色々大変なんだから。｣
直球すぎる言葉に、顔が赤くなるのが分かる。
｢ドレスが綺麗だからだよ。早くパーティ行こう。｣
精一杯の照れ隠しをして、会場へ足を進めれば、焦凍は私の手を取り隣を歩いた。
｢ドレスだと歩きづらいだろ。ちゃんと掴まっとけ。｣
どこまでも紳士な彼に、握られた手から私の緊張が伝わってしまいそうで、まともに顔も見られなかった。
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ゆずは(プロフ) - バクさん» コメントありがとうございます！すれ違い切ないですよね;;更新頑張りますので、これからもよろしくお願いしますm (2019年3月17日 10時) (
レス) id: 25f65ccafb (このIDを非表示/違反報告)
バク - 爆豪と夢主の思いが伝わらず、爆豪の気持ちと夢主の気持ちの変化に涙が...続きの更新頑張ってください！ (2019年3月17日 0時) (レス) id: 423d1757bd (このIDを非表示/違反報告)
ゆずは(プロフ) - メグミさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえると嬉しいですっ♪頑張って更新します！ (2019年3月14日 14時) (レス) id: 25f65ccafb (このIDを非表示/違反報告)
メグミ - 続きが気になります！更新待ってます！！ (2019年3月14日 10時) (レス) id: 98b5dd73cd (このIDを非表示/違反報告)
ゆずは(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます！良かったです☆もっとドキドキさせられるように頑張ります！これからも読んでやって下さい＾＾ (2019年3月6日 10時) (レス) id: b3007e727c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずは | 作成日時：2019年3月5日 19時
