個性把握テスト ページ9
「彼が心配？僕はね……全っ然」
「ダレキミ」
「指導を受けていたようだが」
「除籍宣告だろ」
思い詰めたようにブツブツと何かを呟く緑谷くんと、目薬をさすイレイザーヘッド。…イレイザーヘッドって、消す頭って意味だよね？将来…禿げそう。
そんなことを考えていると、緑谷くんがボールを持つ手に力を込めて顔を上げた。そして、大きく腕を振り下ろし、ボールを投げる。…ボールが手から離れる直前で“個性”を使ったのか、ボールは勢いよく空に飛んで行った。
「…凄…い！？」
チラリと緑谷くんに目を向けて、私は驚く。だって、人差し指が…変色してるんだもの。…“個性”が体に合っていないんだ。…でも、筋力増強とかなら、“個性”発覚時に器としての体を作ってるはず。それがされていないということは…つい最近、発覚した…？
「先生……！まだ……動けます」
「こいつ……！」
考えても、わかんないか。
「やっとヒーローらしい記録出したよー」
「指が腫れ上がっているぞ。入試の件といい…おなしな個性だ」
「スマートじゃないよね」
3人が口を開く中、私は爆豪くんが一言も発していないことに気づいた。見てなかったのかな…と思いながら爆豪くんの方を見ると、爆豪くんが驚いた顔をして、その顔を段々怒りに染めあげたのがわかった。
「どーいうことだこら、ワケを言えデク、てめぇ！！」
「うわああ！！！」
緑谷くんに真っ直ぐ向かっていく爆豪くん。すると、そんな爆豪くんに、包帯のようなものが伸びた。掌から出ていた“個性”も、消えている。
「んぐぇ！！」
爆豪くんは、緑谷くんに触れる一歩手前で捕らえられた。
「ぐっ…んだこの布、固っ…！！」
「炭素繊維に特殊合金の鋼線を編み込んだ「捕縛武器」だ。ったく、何度も“個性”使わすなよ…俺は、ドライアイなんだ」
“個性”凄いのに…もったいないな…。
「時間がもったいない。次、準備しろ」
先生がそう言うと、ビクビクとしながら峰田くんがボールを投げ、次に八百万さんが大砲を使ってボールを飛ばし、最後に私が鷲を使ってボールを運ぶ。記録は125mとなかなかの記録だった。
そして、その後の種目も何とかこなし、いよいよ、結果発表…。
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もずくっち - コメントの仕方のところに、宣伝Okって書いてあったんですけど、それって自分の投稿している作品のことですか？それとも、この作品のことです？おしえていただけたら嬉しいです。 (2022年10月10日 15時) (
レス) id: ff189cf6af (このIDを非表示/違反報告)
？？？？ - 焦凍推しなんです！轟出てきて嬉しいィィィィ！！！ (2022年10月4日 22時) (レス) @page3 id: e430496a4a (このIDを非表示/違反報告)
たた - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2022年9月27日 23時) (レス) id: 280d0d55b7 (このIDを非表示/違反報告)
玲香@推しを世界に広め隊(プロフ) - ゆりなさん» ありがとうございます！更新頑張ります……！ (2022年9月17日 23時) (レス) id: 7ea981ebc0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりな - とっても面白いです、更新待ってます！！ (2022年9月17日 23時) (レス) @page11 id: 736bc9023c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲香@推しを世界に広め隊 | 作成日時：2022年9月15日 21時
