個性把握テスト ページ7
「このクラスは異例の21人学級…そうだな…よし、キリを良くするために、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し、除籍処分としよう」
…除籍、処分？
「はあああ!?」
急すぎる…！
「生徒の如何は
髪をかきあげ、先生は私たちを見下ろし、嗤う。目が、声が、本気だと語っていた。
…仕方ない、ここで除籍される訳にも行かない。
「上等、やってやりますよ…」
少し、楽しみかも…なんて、ね。
「最下位除籍って…！入学初日ですよ！？いや、初日じゃなくても…理不尽すぎる！！」
女の子の言葉に、先生は淡々と返した。
「自然災害…大事故…身勝手な
放課後、マックで談笑したかったならお生憎。これから三年間、雄英は全力で君たちに苦難を与え続ける。“Plus ultra”さ、全力で乗り越えて来い」
軽く息を吐いて、私は微笑む。全力を出す…何気に、初めてかも。
「さて、デモンストレーションは終わり。こっからが本番だ」
────
───
──
「八百万さん、刃物創れますか？」
「刃物…ですか。出来ますけど…何に？」
「“個性”を使うのに必要なんです」
私が告げると、八百万さんは快く私にナイフを渡してくれた。切れ味を確認し、私は片方の口角を釣り上げる。皆が他の人の走りに注目している隙に、私は列の一番後ろに立って腕に刃を立て、滑らせた。
ドクドクと血が溢れ、血溜まりを作る。私はその血で、チーターを形成した。毒は1番軽い痺れる程度のもの。
「よろしくね」
私はそう言うと、チーターに跨った。腕の傷が回復すると、タイミング良く私の番に。
「夢原さん、それは…！？」
「“個性”で作ったの、離れてて」
私はチーターの頭を撫でて、スタートの合図を待つ。
「ヨーイ…START！！」
「GO！」
チーターの毛皮につかまって、振り落とされないようにしがみつく。今まで間に感じたことない風が全身に当たり、景色が凄まじい勢いで変わった。
「4秒27！」
「STOP！」
私が声を出すと、チーターは止まった。4秒か…ま、いいんじゃない？
「お疲れ様」
私はチーターを血液に戻すと、今度は握力に備えてゴリラを形成した。
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もずくっち - コメントの仕方のところに、宣伝Okって書いてあったんですけど、それって自分の投稿している作品のことですか？それとも、この作品のことです？おしえていただけたら嬉しいです。 (2022年10月10日 15時) (
レス) id: ff189cf6af (このIDを非表示/違反報告)
？？？？ - 焦凍推しなんです！轟出てきて嬉しいィィィィ！！！ (2022年10月4日 22時) (レス) @page3 id: e430496a4a (このIDを非表示/違反報告)
たた - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2022年9月27日 23時) (レス) id: 280d0d55b7 (このIDを非表示/違反報告)
玲香@推しを世界に広め隊(プロフ) - ゆりなさん» ありがとうございます！更新頑張ります……！ (2022年9月17日 23時) (レス) id: 7ea981ebc0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりな - とっても面白いです、更新待ってます！！ (2022年9月17日 23時) (レス) @page11 id: 736bc9023c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲香@推しを世界に広め隊 | 作成日時：2022年9月15日 21時
