暗転 ページ35
私は焦凍に後を任せることを決意し、入口まで馬を走らせた。
「あ、夢原ちゃんに梅雨ちゃんに峰田くん！」
私は馬から転がるように落ちると、動物を入口に集合させる。
「
ほとんど全員救い出せたのか……良かった。
「これは、夢原の“個性”か」
「そう……でも、そろそろヤバいから、離れて……動物が血に戻っても、絶対に触れないで……」
私は絞り出すようにそう告げると……意識を手放した。
────
───
──
痛む頭、重い体……ゆっくりと瞼を開けると、そこには見慣れた天井があった。まだ起き上がれないため、目だけを動かして時計を見る。
「7時30分……」
結構寝てるなあ。
「……お、起きたか」
ボーッと天井を見上げていふと、扉が開いて焦凍が入ってきた。焦凍の手にはお盆に乗った私の晩御飯であろうものがあり、片膝を着くと、私の近くにそれを置く。
納豆、白米、海苔、味噌汁、ほうれん草のおひたし、焼き魚……私の貧血を気遣ってくれたものだろうか。
「あの後、飯田が教師陣呼んできてくれた、その場は何とか収まったが、
「……そう」
「相澤先生は両腕粉砕骨折。顔面骨折、眼窩底骨が粉々になってるから、後遺症が残るかも知らねえ……らしい。命に別状は無いそうだ。13号は上腕から背中にかけての裂傷が激しいらしいが、命に別状は無し。緑谷は両脚重症、オールマイトもリカバリーガールの治療で何とかなるそうだ」
「そっか。良かった……死人が出てなくて」
なんとか体を起こして水と鉄分サプリを飲み、ご飯に少しづつ手をつける。
「おまえの血は俺が蒸発させておいた」
「ん、ありがとう。エンデヴァーは？キレてない？」
「帰ってきてねえし連絡もよこさねえからわかんねえ」
「冬美さんは？」
「一回気絶した」
「……夏雄くんは？」
「めちゃくちゃ慌ててた」
「うん……そっか」
なんか、冬美さんの方が重症じゃない？
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もずくっち - コメントの仕方のところに、宣伝Okって書いてあったんですけど、それって自分の投稿している作品のことですか？それとも、この作品のことです？おしえていただけたら嬉しいです。 (2022年10月10日 15時) (
レス) id: ff189cf6af (このIDを非表示/違反報告)
？？？？ - 焦凍推しなんです！轟出てきて嬉しいィィィィ！！！ (2022年10月4日 22時) (レス) @page3 id: e430496a4a (このIDを非表示/違反報告)
たた - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2022年9月27日 23時) (レス) id: 280d0d55b7 (このIDを非表示/違反報告)
玲香@推しを世界に広め隊(プロフ) - ゆりなさん» ありがとうございます！更新頑張ります……！ (2022年9月17日 23時) (レス) id: 7ea981ebc0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりな - とっても面白いです、更新待ってます！！ (2022年9月17日 23時) (レス) @page11 id: 736bc9023c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲香@推しを世界に広め隊 | 作成日時：2022年9月15日 21時
