緑谷VS爆豪 ページ14
本当、よく避けれたな。いや、避けることは簡単だが、女も庇いながら避けるなんて…大したもんじゃねェか。
爆豪は避けた男に向かって狂気じみた笑みを浮かべながら右手を振り上げ殴り掛かろうとしたが、男はそれを読んでいたのか、振り下ろされた右腕を掴み、爆豪に足を引っかけ、爆豪を地面に叩きつけた。爆豪は起き上がると、腹立たしげな表情で男に何かを叫ぶ。
モニター越しでも、2人が険悪な関係であることが分かった。
「アイツ、何話してんだ?定点カメラで音声ないとわかんねぇな」
「小型無線でコンビと話してるのさ!持ち物は+建物の見取り図。そしてこの、確保テープ!コレを相手に巻き付けた時点で「捕えた」証明となる!!」
「制限時間は15分間てま、「核」の場所は「ヒーロー」に知らされないんですよね?」
「Yes!」
「ヒーロー側が圧倒的不利ですね、コレ」
「相澤くんにも言われたろ?アレだよ、せーの!」
「Plus 」
「あ、ムッシュ、爆豪が!」
オールマイトたちが声を揃えて校訓を叫ぼうとしたが、それをキラッキラの男が遮った。その声に、妾は視線をモニターに戻す。そこでは、掌から爆発のようなものを出して空を飛び、男に向かっていく爆豪の姿があった。爆豪はそのまま男を蹴ろうとするが、確保テープを巻き付けられそうになり、右腕を振り上げて男を攻撃しようとする。それに気づいた男は咄嗟にそれを避け、地面を転がった。
「すげえなあいつ!!“個性”使わずに渡り合ってるご、入試一位と!」
避けた男は、爆豪に背を向けて走る。作戦でも立てるのだろうか。なんてことを考えながら、今度は上にある核の部屋を映したモニターを見た。
そこでは、女と男が睨み合ってる最中だった。女の“個性”は知らないが、あの距離からなら、核は簡単に触れる。動かない利用は、“個性”が男と相性が悪いからか…もしくは、“個性”がそんなに強くないか…だ。
「爆豪少年、ストップだ」
オールマイトの声を聞き、妾は爆豪たちが映るモニターに目を向ける。なにを止められるようなことをしたんだ…と思いながら見ていると、手首に着いた手榴弾のようなものを男に向け、刺さっているピンを抜こうとするとする爆豪が見えた。
「殺す気か」
直後、爆豪がピンを抜く。ピンが抜かれて少し経つと、そこから爆発のようなものが起き、凄まじい威力の風と炎が男に直撃した。
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希望厨 - 面白いです。ですが、誤字脱字が目立ちます (2022年10月1日 22時) (レス) id: 6452396e63 (このIDを非表示/違反報告)
村人C - いやもう…好きですよ… (2022年9月19日 22時) (レス) @page1 id: 1187f00563 (このIDを非表示/違反報告)
? り ん ね @ 輪 廻 転 生(プロフ) - ほまちゃん .ᐟ.ᐟ 小説書いてるんだね .ᐟ.ᐟ 応援するよ~~ .ᐟ.ᐟ (2022年9月10日 19時) (レス) id: cbcf5b3031 (このIDを非表示/違反報告)
穂 希(プロフ) - 百華夜さん» あ り が と う ご ざ い ま す .ᐟ.ᐟ 一 日 最 低 一 話 更 新 、頑 張 り ま す .ᐟ (2022年9月9日 19時) (レス) id: d3f11262a7 (このIDを非表示/違反報告)
百華夜 - 面白いですね!文ストのストーリーが過去とされているので読みやすく、文章もしっかりしていますね!更新頑張ってください! (2022年9月9日 18時) (レス) @page31 id: a48955bec9 (このIDを非表示/違反報告)
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