緑谷VS爆豪 ページ16
「リンチだよコレ！テープを巻つければ捕らえたことになるのに！」
「ヒーローの所業に非ず…」
「緑谷もすげえって思ったけどよ…戦闘能力に於いて、爆豪は間違いなく、センスの塊だぜ」
男は起き上がると、爆豪に背を向けた。先程は作戦を立てる前に見つかったらしい。今度は上手く行くといいが…。
「逃げてる！」
「男のすることじゃねぇけど、仕方ないぜ。しかし、変だよな…爆豪の方が、余裕なくね？」
「そりゃそうだろ。見た感じ、あの二人は仲悪い。爆豪的に、ライバル視してる奴が“個性”使って来ねェってなると、舐められてるって思うだろうな。妾も、ああなる自信はある。“個性”使わねェとか、舐めプにも程があんだろ」
「そういうもんか」
「そういうもんだ」
まァ、1度使ったらその部分が変色する“個性”なんて使いたかねェわな。だが、あの男がやってることは…完全に舐めプ。腹立たしいったらありゃしねェよ。
飛んでいた思考を引き戻し、モニターに目を向けると、爆豪と男が、お互いに“個性”を使って殴り合おうとしていた。確か、あの男は人差し指の力だけで705m出てたな。爆豪の“個性”は言わずもなが、凄まじい威力だ。そのふたつがぶつかると…生きてんのが奇跡だって思うくれェの衝撃が襲うだろうな。
「先生！！やばそうだって、コレ！先生！」
「双方…中止……」
オールマイトは、先程同様、渋りながらも言葉を口にした。最初の方から、やけに男を気にかけている気がする。二人の間に、なんかあんのか？
そんなことを考えていると、男が“個性”を使った腕を真上に振り上げた。爆豪は目を見開きながらも、男に攻撃する。なんで、腕を……？
首を傾げながらなんとなく核のある部屋を見ると、そこでは、女が壊れた柱を浮かして持ち、浮き上がった瓦礫に向かって柱を振っていた。瓦礫は勢いよく、男と核に襲いかかる。男は咄嗟に顔を腕で覆った。女はそんな男の隙を着くと、自信を浮かして核に抱きついた。
「ヒーロー…ヒーローチーム…WIIIIIN！！」
オールマイトの声が反響した。
「負けた方がほぼ無傷で勝った方が倒れてら…」
「勝負に負けて、試合に勝ったというところか」
「訓練だけど」
爆豪は呆然とした顔で、ただ立っており、爆豪とやり合った男は倒れている。女は酔ったのか地面に四つん這いになり、女とやり合っていた男は、女の背中を摩っていた。
つか、あの女、核に瓦礫ぶつけなかったか？
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希望厨 - 面白いです。ですが、誤字脱字が目立ちます (2022年10月1日 22時) (
レス) id: 6452396e63 (このIDを非表示/違反報告)
村人C - いやもう…好きですよ… (2022年9月19日 22時) (レス) @page1 id: 1187f00563 (このIDを非表示/違反報告)
? り ん ね ＠ 輪 廻 転 生(プロフ) - ほまちゃん .ᐟ.ᐟ 小説書いてるんだね .ᐟ.ᐟ 応援するよ~~ .ᐟ.ᐟ (2022年9月10日 19時) (レス) id: cbcf5b3031 (このIDを非表示/違反報告)
穂 希(プロフ) - 百華夜さん» あ り が と う ご ざ い ま す .ᐟ.ᐟ 一 日 最 低 一 話 更 新 、頑 張 り ま す .ᐟ (2022年9月9日 19時) (レス) id: d3f11262a7 (このIDを非表示/違反報告)
百華夜 - 面白いですね！文ストのストーリーが過去とされているので読みやすく、文章もしっかりしていますね！更新頑張ってください！ (2022年9月9日 18時) (レス) @page31 id: a48955bec9 (このIDを非表示/違反報告)
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