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茅野ちゃんの声で私に気付いた皆は同じように驚いた顔をして､同じように名前を叫びながらこっちに走って来た
「Aちゃん!!」
走って来た勢いのまま抱きつこうとした茅野ちゃんは園川さんに支えられている私を見て直前で止まった
『茅野ちゃん?』
「抱きつきたいけど今のAちゃん倒れそうだら…」
手をワキワキさせながら涙目でそう言う茅野ちゃん｡つい笑ってしまった
ワラワラと皆が私の周りに集まり大丈夫か､心配したと次々と声が掛けられる｡笑いながら返していると､皆の輪の中から磯貝と前原が出てきて
『わっ』
そのまま2人は私をそっと抱きしめた
園川さんにもう大丈夫とありがとうを言って離してもらい､どうしたのと聞いても2人は無言のままだった｡ポンポンと軽く背中を叩くとようやく離してくれた｡私が倒れないように支えながら
「…ずっと心配だった」
『!!』
「撃たれて血が出てるA見てさ､心臓止まるかと思った｡烏間先生にヘリに連れてかれてる時も､ずっと心配だった」
「…俺はその場にはいなかったけどさ､ウィルスから復活して磯貝から話聞いた時マジで生きた心地しなかった｡起きてさ､磯貝と2人で様子見に行ったときにも熱が出ててよー､このまま死んじまうのかと思ってゾッとした」
話す2人は涙声で､背中に回している手が微かに震えているのがわかった
そこで､ああ､私生きてるんだと実感しなんだか涙が出そうになった
『私も心配だったよ｡ウィルスでいきなり倒れるんだもん｡周りが見えないぐらいには焦ったよ』
「もう平気だぜ､ピンピンしてる」
『そうだね｡皆､生きてるや』
「ああ､ひとりもかけてないよ」
皆が私達を温かい眼差しで見ていた
少し落ち着き､気になっていた殺せんせーの格好を聞く
『どうしたの､殺せんせーの格好』
「ああ､何でも昨日の暗殺のお返しで､スペシャルサプライズ?をやるらしい」
『あの格好からして､ひとつしかないよね』
「ああ｡なんかプレート持ってるしな」
殺せんせーの持つプレートには
【夏休み旅行特別企画
納涼!! ヌルヌル暗殺肝試し】
と書かれていた
大人の時間・2時間目 〜fin〜
next→怖いの時間
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ヒビヤ(プロフ) - みこさん» コメントありがとうございます!!少しづつですが頑張って更新していきます!これからも応援よろしくお願いします!! (2022年9月26日 20時) (
レス) id: e1dfed361c (このIDを非表示/違反報告)
みこ - めっちゃくちゃ面白くて一気読みしてしまいました！！更新頑張ってください！ (2022年8月26日 3時) (レス) id: d95e95d542 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒビヤ | 作成日時：2022年8月7日 16時
